教えて下さいと言えますか?

先日、テレビを見ていたら、
NHKでプロジェクトXが放送されていました。
(再放送でした。)

 

新プロジェクトX〜挑戦者たち〜
https://www.nhk.jp/p/ts/P1124VMJ6R/

 

中島みゆきさんのテーマソングが
懐かしいなぁと思っていたら、
18年ぶりに新シリーズが始まったそうです。

 

第1回目は、
東京スカイツリー 天空の大工事
〜世界一の電波塔建設に挑む〜

 

のべ58万人が関わった電波塔建設の
ドキメントでした。

 

東京スカイツリーは、
3万7千個の鉄骨を立体パズルのように
組み上げられます。

 

そのため、
日本中から優秀な鳶職人のチームが
集められました。

 

その中でも難易度が高いのは、
スカイツリーの足の部分で3本あって
3つの会社が担当することになります。

 

抜群のチームワークを誇る「鈴木組」
精鋭集団の「松村組・西中建設」
橋の建設を得意とする「宮地建設工業」

 

高さを合わせるために
足の部分は3社が同じタイミングで
組み上げていく必要があります。

 

どこかが遅いと他の会社は
待っていなければなりません。

 

そんな中で抜群に早いのは
カリスマ鳶・森川さん率いる
精鋭集団の「松村組・西中建設」

 

逆に遅いのは、
橋の建設を得意とする「宮地建設工業」

 

「宮地建設工業」の職長の半田さんは
「ちんたらやってんじゃねーよ!」
「いつまでやってんだ!」
「早くやってよね!」
という言葉をかけられながらも
必死でチームの指揮を取ったそうです。

 

それでも、計画通りにいかなくて
どうしてもイライラをメンバーにぶつけてしまう・・・

 

それによって、ますます、
チームの雰囲気が悪くなり、
さらに計画が遅れていきます。

 

そんな中、3社合同で、
お花見をすることになったそうです。

 

最初は、よそよそしかったのですが、
お酒が入るうちに話が弾み
打ち解けていきました。

 

それをキッカケに、
「宮地建設工業」の職長の半田さんは
精鋭集団の「松村組・西中建設」の現場に
どうしてそんなに早いのか?
教えてもらいに行くようになりました。

 

「松村組・西中建設」のメンバーは、
最初は、マネしに来たのか?とか
言っていたそうですが、

 

何度も、やってきて
「教えて下さい!」と頭を下げる
半田さんの真摯な態度に見て
協力してくれるようになりました。

 

「松村組・西中建設」の森川さんは、
良いものを作ろうという意味では仲間ですから・・・
と言っていました。

 

そこから、3社のスピードが合うようになり、
工事のスピードが一気に上がったそうです。

 

「宮地建設工業」の職長の半田さんは
最初、意地でも他社のマネしないで、
自社の力だけでやろうとしていました。

 

しかし、それでは、どうにもなりませんでした。

 

追い詰められて、もう必死で、
教えてもらおうと頭を下げたそうです。

 

以前もブログで紹介しました
「成人発達理論」を書いた
ハーバード大学教育大学院教授の
ロバート・キーガン氏はこんなことを言っています。

 

人の成長はやむに已まれずするもの

 

成長しようと思って成長するのではなく、
やむを得ず成長するものなのです。

 

半田さんも最初から教えてもらえば
良かったのでしょうけれども、
プライドがあったのか?
「教えて下さい」と言えませんでした。

 

でも、追い込まれて、
どうにもならなくなって、
やむに已まれず、
「教えて下さい!」と言ったことで
大きく成長したのです。

 

自分ひとりで頑張ることも大事ですが、
分からない時って、素直に
教えて下さい!と言うことが大事だし、
教えて下さい!と言える雰囲気を作ることも
大事だと思いました。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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