チャックがあいてますよ!って言ってもらえますか?

日産さん、スバルさん

神戸製鋼さん

三菱マテリアルさん

の不祥事が続いています。

 

今回は不祥事について
考えてみたいと思います。

 

 

特に、三菱マテリアルさんは、
新聞記事が正しいとすると、
今年2月に不正が社内で発覚した後も
10月23日に出荷を停止するまで、
問題製品の出荷が続いていたそうです。

 

わかっていながら、対応しなった点、
神戸製鋼さんより悪質だ!と
書かれていました。

 

で、三菱マテリアルさんのHPをみると
「価値観」のところに

誠実かつ迅速果敢な行動
誠実さを旨としつつ、スピード感と困難に
立ち向かう意志を持って行動します。

 

顧客・社会のニーズ実現への飽くなき挑戦
顧客や社会が必要とするマテリアルを見極めて、
優れた品質と適正な価格で提供するため、
力を結集し挑戦を続けます。

 

と書かれています。

 

 

誠実でもスピード感もないじゃん!
という冗談みたいな話です。

 

言っていることとやっていることが
まるで違っています。

 

わたしは、いい悪いを言うつもりは
ありません。

 

なぜなら、こういうことは、
いたるところで起きているからです。

 

 

お客様第一主義と言っておきながら、
お客様からのクレームを放置する・・・

 

社員満足が大事だと言っておきながら
社員が不満で辞めて行く・・・

 

会社として大切だと掲げた
価値観や行動規範を
普段から口にしていても、
実際の行動はその通りになっていない
ということがあります。

 

この頭の中で掲げている
価値観や規範のことを
「信奉理論」と言います。

 

一方、
実際に行っている
行動の規範のことを
「使用理論」と言います。

 

不祥事は「信奉理論」と「使用理論」
のズレから生じます。

 

 

外から見れば、
ズレていることは分かりますが、
自分でそのズレに気付くのは困難です。

 

そのため、常に、
「信奉理論」と「使用理論」がズレていないか?
ありのままに見るクセをつけることが
必要です。

 

ありのまま」というのは
見たとしても、
そのズレを見過ごそうとすることが
あるからです。

 

言い換えると、
見たくないものを見る勇気を持てるか?
が大事になってきます。

 

そもそも、
人は自分が見たいように見ています。

 

ズレていても気づかない・・・

 

だから、
「耳のいたい話」を言ってもらえる環境を
つくることも大事です。

 

「チャックあいてますよ!」と
言ってくれる人が周りに何人いるか?
だと思います。

 

 

そう考えると、
あまりに美しすぎる「信奉理論」
は危険です。

 

カッコよければ、カッコいいほど、
「チャックあいてますよ!」って
言えなくなりますから・・・

 

もちろん、
美しいことを目指すことは
必要なことだと思います。

 

しかし、
それを前提にしてしまうと
窮屈で動きづらくなります。

 

そういう意味では、
ちょっとスキがあるほうが
丁度よいように思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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