新しいからと言って価値があるとは限らない

先日、事務所の暖房機を
買いに家電店に行きました。

 

暖房機といっても
いろいろあります。

 

温風機

オイルパン

赤外線の暖房機

エアコン

 

いろいろあってどれにするのか
決めるのも大変です。

 

 

用途によって、おススメが
違うそうです。

 

事務所にいるのは私一人なので、
遠赤外線の暖房機に決めました。

 

ピンポイントに温めることが
できます。

 

それでも、
まだ種類があります。

 

似たような暖房機が
2台、並んでいました。

 

見た目も違わないのに
5,000円ぐらい違います。

 

何が違うのか?店員さんに
聞いてみました。

 

昨年のモデルと今年のモデル
だそうです。

 

店員さんによると、
性能は変わらないそうです。

 

あえて言うと、
なんとか方式といって
(もう忘れてしました)
赤外線の効率がよいみたいですが、
それも人が感じるほど違わない
ということでした・・・

 

言葉は新しくても、
その中身は大して変わらない・・・

 

 

人事コンサルの世界も
同じような話があって
生産性向上
ダイバシティ―
リモートワーク
GRIT
ONE ON ONE
働き方改革

 

新しい言葉が次々出てきます。

 

でも、流行の言葉に飛びついても
上手く行かないと思うのです。

 

それは、なぜかと言うと、
それだけやっても意味がないからです。

 

組織は人の集まりであって、
組織が抱える問題は、
ルービックキューブみたいな
ものだと思うのです。

 

 

赤い面をそろえようと思うと
青い面が崩れる・・・

 

全ての面はつながっていて
全ての面をそろえようと思ったら
今、そろっている面を崩さないと
全ての面は同時にそろわない・・・

 

さらに、難しいのは、
全ての面を同時に見ることが
できません。

 

自分が見えていない面が
必ず存在しています。

 

だから、自分が見えない面が
見える人と協力しないと
全ての面がそろいません。

 

 

しかし、
それぞれの面を見ている人が
自分の面を先にそろえようとすると、
他の面がそろいません。

 

つまり、
ある時は
自分の面を優先させてもらい、
ある時は
相手の面に譲りながら、
全体としてどうやってそろえるかを
考えながら進めることが必要です。

 

で・・・

 

新しい「しくみ」を導入するって
人事部門が1つの面だけを
そろえようとしていることではないか?
と思うのです。

 

 

ルービックキューブの例でいうと
1つの面だけそろえようとしても
上手くいきません。

 

上手いくいかないから、
また、新たな「しくみ」を導入する。

 

でも、また上手くいかない・・・

 

じゃ、また、
新たな「しくみ」を導入しよう!

 

みたいなことになっているのでは
ないか?と思うのです。

 

 

「しくみ」で解決できる問題が
あることも事実です。

 

やり方を変えることで、
組織が変わることもあります。

 

しかし、
そもそも「しくみ」を運用するには、
ルービックキューブの例でいうところの
「譲り合い」が必要だと思うのです。

 

「譲り合い」というのは「関係性」です。

 

私は、このブログでも
組織の成果は
「人」×「しくみ」×「関係性」
だとお話しています。

 

 

「しくみ」だけで問題を解決するのは
難しくて、「人」も「関係性」も
よくしていく必要があります。

 

そう考えたときに、
難しいことはしてはいけない
と思うのです。

 

特に「しくみ」は、
難しそうなほうが、効果があるように
思われるかもしれませんが、
難しくなればなるほど、
「関係性」を要求されます。

 

だから、まずは簡単なことから
始めればよいのです。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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