とにもかくにも「一貫性」が大事!

米スターバックスが
今回の黒人の人権問題で、
全店舗を半日休業して、
人権教育をすることに決めたようです。

 

商品を買わずにいた
黒人のお客さんとのいざこざから、
そのお客様が警察に逮捕される
ことになってしました。

 

黒人だから逮捕されたということで
アメリカでは大きな人権問題に
発展しています。

 

 

今回のことの真相は
その場にいたわけでないので
分かりません。

 

しかし、
米スターバックスの
対応を見てみると、
相当、本腰を入れて
対応していることが伝わってきます。

 

どうして、
ここまで、本腰を入れた対応を
しているのでしょうか?

 

それは・・・

『一貫性』の問題だと思います。

 

 

そもそも、コーヒー豆は
比較的「発展途上国」で生産されて
いることが多いです。

 

しかし、その多くは、
先進国に買い付けをされ、
不当な安値で取引を迫られます。

 

そんな立場の弱い生産者を
守るために「フェアトレード制度」
というもので、最低価格を保証しています。

 

スターバックは、
コーヒー生産農家への支援として、
技術的なサポートや低金利での融資など
倫理的な活動をしています。

http://www.starbucks.co.jp/responsibility/ethicalsourcing/support.html

 

しかし、今回の事件で
その活動が、偽善的なものに
見られてしまう可能性があります。

 

つまり、
今まで言ってきたことと
実際にやっていることの「一貫性」が
疑われることになってしました。

 

一度「一貫性」を失うと
それを取り戻すのは大変です。

 

「一貫性」というのは、
イメージです。

 

イメージが一度崩れると大変です。

 

すごい変な話ですが、
ベッキーさんのイメージは
例の件でだいぶ変わってしました。

 

 

「一貫性」を失うということは、
信じてもらえないという事です。

 

どうせ、口だけでしょ!って・・・

 

組織をマネジメントする時に
気を付けないといけないのは、
「きれいごと」を言い過ぎない
ということです。

 

なぜなら、それこそ、
「一貫性」を保てないからです。

 

欲深く、自分勝手で、
自分中心なのが、人間です。

 

それなのに、
「きれいごと」を言い過ぎてしまうと
できていない「現実」とのギャップが
明確になってしまいます。

 

そして、
ギャップが明確になればなるほど、
信じてもらえなくなります。

 

私も「きれいごと」も言いますが、
簡単にできないと思っています。

 

簡単にできない前提で、
どうしたらできるのか?を考えます。

 

 

そもそも、
できていると思わないことです。

 

できていると思った瞬間に
「できていないこと」が
見えなくなります。

 

人は見たいものが見えるのです。

 

だから、あまり
社員を大切にしているで賞!
みたいなものを取ることを
おススメしていません。

 

 

できていないことが分かった時の
ダメージが大きいですから・・・

 

できていなくてもいいんです。

 

大事なのは、
現実から目を背けずに
問題解決に向けて、近づこうと
アクションをすることです。

 

今回の件を受けて、
会長のハワード・シュルツ氏は、
次のように話しています。

「私たちは間違いから学び、
すべてのお客様に安全で心地よい環境を
提供するという約束を再確認します」

 

お客様が逮捕されるなんて、
心地よい環境じゃないですからね!

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

 

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