9割の企業が働き方改革に成功していない?

ヤフーにこんな記事がアップ
されていました.

 

9割の企業が失敗「働き方改革」の実態
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200106-00000001-yonnana-soci

 

この記事の元となった
越川慎司さんの調査によると・・・

 

2017年1月から2019年4月にかけて
東証1部上場企業を含めた、
製造、流通、金融、自動車など
19業種の528社の実態を調査したところ、
88%の企業が働き方改革に成功していない
という回答だったそうです。

 

この調査が妥当なのかは分かりませんが、
感覚的にも上手くいっていない会社が
多いように思います。

 

でも、個人的には、
上手くいかなくてよいと思っています。

 

そもそも、
そんな簡単にできてしまうことは
改革でもなんでありません。

 

なかなかできないことだから
改革をしなければならないのです。

 

私が気になるのは、
意味のある失敗をしているのか?
どうか?ということです。

 

失敗にも意味のある失敗と
意味のない失敗があると思います。

 

問題解決をする時に
私が常にイメージしているのは
「氷山モデル」です。

 

海に浮かんている氷山は
見ている部分は一部であって

 

海面の下には、
見えているものよりも
大きな氷の塊が沈んでいます。

 

見えている部分が・・・
「できごと」
(何が実際に起こったのか?)

 

海面の下には・・・
「パターン」
(今まで何が起こってきたか?)

 

「構造」
(何がパターンに影響を及ぼしたか?)

 

「メンタルモデル」
(どんな信念、価値観を抱いているか?)

 

すぐにやってできることは
「できごと」レベルです。

 

「できごと」レベルのことは
表面的なことなので、
解決したように見えても
根本的な解決になっていなので、
同じような問題が再発します。

 

例えば、
残業が続いているので、
部下を早く返して、上司が、
その分の仕事をしたとします。

確かに、
部下の残業が減りましたが、
上司の仕事量は増えています。

 

上司が頑張るのも限界があります。

 

長い間、
上司が仕事を抱えていたら、
本来、上司がやるべき仕事が
おろそかになり、
部署そのものが立ちいかなく
なるかもしれません。

 

さらにいうと、
誰も管理職になりたがらなく
なるかもしれません。

 

この場合、
「私がやらなくて誰がやる」
という「メンタルモデル」が
あります。

 

この「メンタルモデル」を
持ち続ける限り、
管理職が仕事を抱え込むので
部下がら育たず、
ますます管理職が抱え込む
ことになります。

 

ただ、
「私がやらなくて誰がやる」
という「メンタルモデル」は
なかなか変えることはできません。

 

なぜなら、
管理職のアイデンティティに
なっているからです。

 

こういう場合は、
管理職が仕事を抱え込むという
構造を変える必要があります。

 

つまり、
仕事のやり方を変える
ということです。

 

メンタルモデルほどでは
ないですが、
構造を変えるのも大変です。

 

試行錯誤が必要です。

その意味のある失敗というのは
この試行錯誤のことです。

 

この構造を変える
チャレンジをしている限り
失敗しても良いと思うのです。

 

それは改革に必要なプロセスだと
思うのです。

 

「できごと」レベルで解決して
働き方改革が成功したと思っている方が
問題だと思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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