昨日は午前中に
パワーハラスメント研修をして、
夕方は面談のセミナーを開催しました。
パワーハラスメントの研修と
面談のセミナー
実は内容はほとんど同じです。
別に、手を抜いているわけでは
ありません。
結果として同じになるのです。
パワーハラスメントの
現実的な問題は、
上司がパワハラを怖れて
言うべきことを言わなくなる
ことだと思います。
言うべきことを言わないと
部下は育ちません。
しかし、
少しでも厳しいことを言うと
パワハラだと言われる・・・
じゃ～どうしたらいいの？
というのが、上司の皆さんが
聞きたいことだと思います。
パワハラは、
究極的に言うと・・・・
「誰が言うか？」の問題です。
私が娘に
「勉強したほうがいいよ！」
と言ったら、
瞬時に顔色が変わって、
部屋にこもって出てこなくなる
と思います。
しかし、吉沢亮さんが
「勉強したほうがいいよ！」
と言ったら
素直に勉強すると思います。
残念ながら、そんなものです。
吉沢亮さんにはなれませんが
どうしたら娘に私の想いが
届くでしょうか？
それは「信頼」です。
この人は私のことを
認めてくれていると思ったら
話を聴いてもらえます。
では、どうしたら、
「信頼」してもらえるでしょうか？
それは「聴く」ことです。
「きく」には3つあります。
１．耳で聞く
音声で耳に入ってくる状態
頭の中では別のことを考えている
うるさいなーとか、
何度も同じ話をしているなー
と思って聞いている状態です。
話している人は、
ちゃんと聴いてもらっている感が
ありません。
２．口で訊く
話の事柄に焦点を当てている状態
自分が次に何を言うか考えている
話は聞いていますが、
相手の話が途切れたら、
次に何を言い返そうか？
と考えながら聞いているので、
話半分で聴いている状態です。
話している人は
受け入れてもらっている感が
ありません。
３．心で聴く
相手の心に焦点を当てている状態
相手の気持ちを考えている
相手が何を言ったのか？
感じようと思いながら聞いている
状態です。
話している人は
聴いてもらった感があります。
では、部下と面談中に、
３つのうち、どの「きき方」を
しているでしょうか？
２の「口で訊く」だと思います。
面談と言いながらも
話を聴いているうちに、
話したことがいっぱい出てきて、
気が付いたら、
上司が話しているみたいな・・・
一体、どちらの面談なんだ？
という感じです。
これって、
人の話を聴いていないのです。
人の話は聴かないのに、
自分の話は聴け！と・・・
これでは、
信頼関係が壊れます。
信頼関係が崩れていると、
自分の想いが
相手に曲がって伝わります。
逆に、面談で普段から、
話を聴いている会社では、
パワハラは起こりようがないのです。
つまり、
パワハラを防止したいなら、
面談で信頼関係を作れるように
なればよいのです。
とはいえ、
面談で信頼関係を作ろうと思うと、
心で聴けるようにならないと
いけません。
心で聴けるようになるためには
人と人が違うということを
理解しておく必要があります。
自分と相手が違ってもいい
と思えることで、
口で訊くのではなく、
心で聴くことができるように
なるのです。
となると、結局は、
チームビルディングなのです。
チームビルディングを学ぶ仲間たちと
「チームビルディングが当たり前の世の中へ」
というビジョンで活動をしていますが、
そういう世の中が近づいてきている
ように思います。
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今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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