チームコーチングのポイント

この週末、熊本に
チームビルディングの合宿に
行ってきました。

 

今回のテーマは、
チームコーチングです。

 

コーチングとは、
そもそも1対1でやるものです。

 

だから、チームで
同時に複数人をコーチングするには
通常のコーチングとは、
違ったことを意識する必要があります。

 

それを今回学びました。

 

チームコーチングの定義は
チームの目標達成、組織の成果向上、
および持続的な成功を目的として、
チームの意識、コミュニケーション、
関係性、協働を強化し、
一体感と調和を促進するプロセスです。

 

簡単に言うと、
チームとして一体感を持ってもらう
ということです。

 

一体感というのは、
目標達成や問題解決について
同じ意識を持つということです。

 

経営者の方がよく言われる
「経営者目線を持ってもらいたい」
という依頼に対する答えになる
のだと思います。

 

では、どうしたら、
組織に一体感が生まれるのでしょうか?

 

その前提になるのが、
「氷山モデル」です。

 

【氷山モデル】

「できごと」
何が起こったのか?

=============

「パターン」
どんなパターンなのか?
繰り返し起こっていることが何か?

=============

「構造」
どのようなしくみになっているのか?
どんなメカニズムになっているのか?

=============

「メンタルモデル」
どんな思い込みがあるのか?
何がそうさせているのか?

 

氷山モデルについては
ものごとの捉え方です。

 

いろいろなことが起きるのですが、
それには、パターンがあり、
そのパターンを生み出す構造があり
その構造の元になるメンタルモデルが
あるという考え方です。

 

それらはつながっていて、
できごとを根本的に解決したければ、
メンタルモデルを変える必要があります。

 

通常の1対1のコーチングでは、
相手の氷山モデルをイメージしています。

 

そして、メンタルモデルを
変えるのは難しいので、
構造に打ち手を探ります。

 

で、チームコーチングの話しです。

 

チームコーチングになると
相手が複数人なので、
この氷山モデルが、
相手の数だけあります。

 

なので、本来であれば、
相手の数の氷山モデルを意識して
コーチングをする必要があります。

 

これは、机の理論としては、
理解できる話ですが、
実際にやろうと思ったら、
できる人もいるかもしれませんが、
まず無理です。

 

では、どうやって、
チームコーチングをするのか?
というと・・・

 

それぞれの氷山モデルの
重なっている部分を意識する
ということです。

 

チーム(組織)は、
メンバー一人ひとりの集合体です。

 

チーム(組織)として
起こっている問題(できごと)は、
チームとしての構造や
チームとしてのメンタルモデルがある
ということです。

 

ただし、そもそも、
メンバー一人ひとりの氷山モデルが
バラバラなので、揃える必要があります。

 

では、どうやってそろえるのか?
というと・・・

 

「時間軸」です。

 

時間軸をそろえた時に
同じ光景が見えるようになります。

 

だから、チームで話し合う時に
同じ時間軸が持てるように
話し合いの中で、
時間塾をそろえられるように
質問をしていきます。

 

すると、お互いに
知っていることと知らないこと
分かっていることとわかっていないこと
があぶり出されて、
それを共有することで
チームコーチングができる土台ができます。

 

そう考えてみると、
OKRという手法はよくできていて、
全体としては、1年間の目標、
部署としては、半年の目標、
チームとしては、3ヶ月の目標
というように、時間軸が決められています。

 

なので、OKRを導入すると
必然的に時間軸が合うので、
1ON1面談もやりやすくなる
というわけです。

 

わかってみれば、
当たり前の話なんですが、
上手くいくには原理原則があって、
その原理原則通りにやれば、
組織は機能するのです。

 

原理原則を唱えるのは簡単で
実践するのは難しいですが、
意識してやっている組織は、
成果が上がっています。

 

原理原則を組織に落とし込んで
できるようにするのが、
私の仕事であり、価値なんだと
あらためて強く思いました。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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