人が成長するために大事なこと

昨日はチームビルディングの
読書会で中原先生の本を読みました。

 

「フィードバック入門」

 

フィードバックの本を紹介しておいて
今回、お話したいのは、
フィードバックの話ではなく
「人の成長」についてです。

 

この本の中にこんなことが
書いてありました。

 

人が業務の中で成長するのは、
職場の人たちから、
さまざまなかかわりを
得られた時である

 

つまり、職場の中で
「人と人のかかわりの量」が
多ければ多いほど
「人間関係の質」が良ければよいほど
人は様々な気づきを得て成長する
ということです。

 

昨日のYahooNEWSにも
同じようなことが書いてありました。

 

コロナ休校で起こった「学力格差」
と「授業の遅れ」
問題解決へ奔走する教員たち

https://news.yahoo.co.jp/feature/1833

 

授業を集中的に行うことで、
例年の7~8割まで授業の遅れが
追いついてきた。

ところが、行事がなくなって、
勉強ばかりになっていて、
人とかかわる時間が減っている。

 

つまり、
遅れた授業を取り戻すために
勉強ばかりしていて、
人が成長するために必要な
人との「かかわり」が失われている
というのです。

 

それに気づいた学校は、
子供たち同士で
「教え合い」をさせたり
昼休みの時間を延長したり
人との「かかわり」の時間を
増やしているとのことです。

 

教育の現場では、
人が育つには、
人との「かかわり」が大事だ!
ということが分かっているのだ
と思います。

 

では、職場ではどうでしょうか?

 

古き良き昭和の労務管理を
美化するわけではありませんが、
私が新入社員で入社した20年前は、
今よりも上司と一緒にいる時間は
長かったと思います。

 

残業も多かったですし、
アフター5で飲みに
連れて行かれたりもしました。

 

休みの日まで
上司とゴルフに行ったり、
上司の家に遊びに行ったりして
いました。

 

しかし、
数年前から働き方改革によって
労働時間が削減されました。

 

また、個を尊重するため、
上司が部下を飲みに誘うことも
なくなりました。

 

明らかに「かかわり」が減りました。

 

そして、
コロナ禍によって
テレワークが広がっています。

 

これで、ますます、
上司と部下との「かかわり」が
少なくなってしまいました。

 

こんな中で、
果たして人は育つのでしょうか?

 

中原先生の本には
こんな風に書いてありました。

 

わが国では、昔から、
人を育てるなんてことはして
こなかったと・・・

 

単に、上司と部下が
「かかわる」時間が長かったから
自然と人が育つ環境にあった
のだと・・・

 

今は?というと・・・

 

上司と部下が「かかわる」時間が
なくなりつつあります。

 

放っておいても
人が育つ環境にありません。

 

職場で「かかわり」が少なくなっている
今だからこそ、意識して
人を育てないといけないのです。

 

それなのに、
テレワークとかWEBセミナーとか
このままで人が育つのかな?
と思うのです。

 

人が育たたない
デフレスパイラルを止めないと
企業として生き残れないのではないか?
と思うのです。

 

私がコンサルしているお客様は、
リアルで研修をしたりとか、
WEBであっても1対1で面談したり
「かかわり」を大事にしています。

 

人は人でないと磨かれません、

 

テレワークとかWEBセミナーが
悪いわけではないのですが、
失われた「かかわり」を
どうやって取り戻すのか?が
大事だと思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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