無理にビジョンを聞かなくてもいい

コンサルティングに入っている
お客様には定期的に面談を
しています。

 

今、取り組んでいる課題について
お話を伺います。

 

現状から話をしてもらいます。

 

上手くいっている時は
良いのですが、
そんな時ばかりではありません。

 

上手くいっていない時は、
だいたい、何をしてよいのか?
分からなくなっています。

 

それは、
「問題」が何か?が分かっていない
のです。

 

では、「問題」とは何でしょうか?

 

「問題」とは・・・

 

「現状」と「理想」の間に
ある「ギャップ」です。

 

つまり・・・

 

「理想」としては
こうなっていたいのに
「現状」は
そうなっていないのが
「問題」なのです。

 

では、
「問題」が何か?分かっていない
とは、
どういうことなんでしょうか?

 

それは・・・

 

「理想」の状態が見えないのです。

 

「理想」の状態が見えないから、
「現状」と「理想」の間にある
ギャップ(=「問題」)が分からないのです。

 

だったら、
「理想」を明確にすればいいじゃないか?
と思うかもしれません。

 

しかし、
本当に「現状」が厳しい時には、
「理想」の状態が描けないのです。

 

つまり、
どうなっていたらいいですか?
と聞いても、答えられません。

 

「理想」の質問をしているのに
「現状」の話をしてきます。

 

そこで、もう一度聞きます。

 

「どうなっていたらいいですか?」

 

それでも、
「現状」の話をしてくるようであれば
それは、相当「現状」が厳しいのです。

 

どうなっていたらいいか?も
分からないぐらい、
「現状」に追われているのです。

 

こんな時は、
どうしたらよいのか?というと・・・

 

とにかく、
「現状」を動かすしかありません。

 

だから、
できることは何か?を聞きます。

 

そして、
そのできることを
やってもらうしかありません。

 

無理に「理想」の状態を
語ってもらうはありません。

 

ただ、その時に
聞くようにしているのは、
この状態がいつまで続くと
思っているのか?
ということです。

 

それが2~3ヶ月で
この状態が終わるようであれば、
このままでもよいと思います。

 

しかし、
それが3ヶ月以上続くようであれば
何かをやめるほうがよいと
思っています。

 

結局、世の中、
やったほうがよいことは
たくさんあって、キリがないのです。

 

しかし、
今いるメンバーでできることは
限りがあります。

 

できることしかできません。

 

全てをやろとしたら、
全てができなくなります。

 

「理想」の状態にするためには、
「現状」を一歩でも
「理想」に近づけることです。

 

だとしたら、
できることを確実に前に進める
ことだと思っています。

 

だから、そんな時は、
無理にビジョンは聞かずに、
今できることを聞くほうが良いのです。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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