巨人が4年ぶりに10連敗しています。
選手層からして
一番充実してそうなチームですが、
投打がかみ合わず苦戦しています。
野球にそんなに詳しくはないですが、
チーム作りの観点でいうと
いろいろなことが見えてきます。
巨人の問題は、
人を育てていないことです。
球界一の人気球団ですから、
選手も入団したいと思いますし、
資金力も豊富です。
他球団で育った選手を
FA等で獲得しやい環境にあります。
梶谷選手、井納選手、中田選手など
人がいなければ、
他からすぐに連れてくることが
できます。
これは、何が問題なんでしょうか?
それは、
チームが常に足し算でしかない
ということです。
この投手は何勝できるのか?
この選手は何割打つのか?
これだけの選手がいれば、
勝てるだろう!
という足し算のチームです。
「人」+「人」+「人」+・・・
実力ある選手を集めば、
最強のチームが出来上がります。
しかし、それは、
集めた選手が実力を発揮できれば
の話です。
それぞれの選手が不調になると、
その足し算が成り立たなくなり
強いチームではなくなります。
さらに、
いったん、うまく行かなくなると、
チームの立て直しができません。
なぜなら、選手同士のかかわりが
少ないからです。
考えてみれば、簡単な話です。
ある程度経験を積んだ
実績ある選手と
成長途上にある選手と
どちらの選手が
周りと関わり合いを持つでしょうか?
それは、
成長途上の選手同士です。
成長途上の選手は、
自分が足りていないことを自覚しているので
周りにアドバイスを求めたり、
相談がしやすい雰囲気を作ります。
それに対して、
ある程度経験を積んで、
実績のある選手にアドバイスとか、
相談がしずらい雰囲気になります。
職場でも同じだと思います。
ある程度の年齢になって、
中途で入社してきた社員同士が
自分に足りないところを認めて
お互いに補う合うなんてことは
難しいと思うのです。
しかし、
本当に強いチームになるためには、
ベテランだろうと新人だろうと、
自分に足りないことを認めて、
お互いに補うことが必要になります。
そのためには、
チームが一つになる必要があります。
経験も価値観も考え方も違う
選手同士が一つになるためには、
共通の目的が必要です。
その目的の達成のために、
プライドとかこだわりを捨てて
関わり合うことが必要になります。
それは・・・
「人」×「しくみ」×「関係性」
つまり、チームビルディングです。
今いるメンバーで
共通の目的の達成のために
関わり合うことでチームが強くなります。
メンバー一人ひとりの伸びしろを信じて
メンバー同士の関わり合いの中で
化学反応を起こして、
チームを強くしていく・・・
掛け算のチーム作りです。
足し算でいくか?掛け算でいくか?
それは、チーム作りのコンセプトです。
チームの目的は勝つことです。
足し算だろうが、掛け算だろうが、
勝てるチームを作れば、
それが正解です。
ただ、1つ言えることは、
足し算のチーム作りをしている監督には
掛け算はできないということです。
掛け算ができるようになるには
監督自身が学ぶ必要があるのです。
今日も最後まで読んでいただき
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