テレワークは生産性が高いのか?

楽天グループは11月1日から、
原則週4日出社、週1日在宅勤務に
変更したそうです。

 

緊急事態宣言中は、
週3日出社、週2日在宅勤務でした。

 

広報担当者によると
対面のコミュニケーションを創出して
チームワークの向上を図り、
より良いサービスの提供につなげる
ことが目的とのことです。

 

昨日の東京都の新規感染者数も
9人ということで、
感染が劇的に収まりつつあります。

 

テレワークを続けている会社さんは、
いつから元に戻すべきか?
悩んでいることと思います。

 

働いている側からすると、
テレワークは効率がよいと思います。

 

私にも、実際に訪問するのに、
電車で1時間半かかっていた
会社さんがありますが、

 

ZOOMで打ち合わせが
できるようになったので、
往復でかかっていた3時間を
短縮できるようになりました。

 

打ち合わせが2時間だったとして、
コロナ禍前なら、移動時間を含めて
5時間かかっていたものが、
打ち合わせだけになるので、
2時間で済みます。

 

時間数だけでいうと
生産性は2.5倍になります。

 

でも、本当にそれだけの
生産性が上がっているでしょうか?

 

それは、
仕事内容によると思います。

 

いわゆる、事務処理であれば、
テレワークの方が集中してできるので
生産性は高くなると思います。

 

しかし、
創造性が必要とされる仕事の場合は、
そうとも言えないと思います。

 

なぜならば、
人は人と一緒に仕事をすることで、
能力が引き出されるからです。

 

先日も、紹介した
『成長の限界』という本によると
能力レベルには、
「機能レベル」と「最適レベル」が
あります。

 

「機能レベル」とは、
他者や環境からの支援なしに
発揮することができる
自分が持っている
最も高度な能力レベルのこと

 

「最適レベル」
他者や環境からのサポートによって
発揮することができる
自分が持っている
最も高度な能力レベルのこと

 

「最適レベル」は「機能レベル」の上に
積み上がるものなので、
常に「機能レベル」よりも高度です。

 

 

分かりやすくいうと、
他者や環境から支援があったほうが
高い能力を発揮できるということです。

 

そう考えると、
部屋にこもって一人で考えるよりも
外に出たり、人と接しながら、
考えた方がよいアイデアが生まれます。

 

だから、テレワークで
仕事が進んでいると思っても、
それは事務処理が進んでいるだけで
クリエーティブな仕事ができている
わけではないのです。

 

テレワークが適切かどうか?は、
仕事内容によりますが、
最適レベルで仕事がしたいなら、
テレワークでないほうがよいと思います。

 

私が毎日書いているこのブログも
お客様のところに訪問している時の方が、
書きやすいと感じています。

 

人や環境からインスピレーションをもらう
ことがあるのだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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