先日、ネットで、
渡米３年目を迎える筒香選手が
日米の野球の指導者の違いについて
語っている記事がありました。
「やらないと試合に出さない」は一切なし…
筒香嘉智が語る日米指導者の“違い”
https://full-count.jp/2022/02/06/post1182270/2/
この記事の中で、
筒香選手はこんな風に語っています。
日本よりも選手は監督やコーチに対して
自分の意見をはっきり言います。それに対して、日本であれば
『生意気だな』
『選手の立場で何を言っているんだ』
となりかねないところですが、
全く何もない。反対意見を言われても
『なんだ、お前？』とはならずに、
『どうしてそう思うんだ』
と会話が始まる。すごくいい関係性だと思います
さらに、
意見の違うコーチもいますが、
選手がやることを尊重してくれるし、
それを否定することはありません。『どうしてこういうバッティングをしているの？』
とあれこれ質問は受けても、
『ダメだ』『やるな』とは言われない。とりあえずやってみて、
上手くいかなかったら考える。選手から
『この感覚がよくない』
『ここが気になる』と相談を受ければ、
『じゃあこうしてみよう』と提示する形です。『これをやれ。やらないと試合には出さない』
という一方的なアプローチは一切ありません
一概に、日本がダメで、
アメリカが良いと言うつもりもありません。
しかし、日本のコーチと
アメリカのコーチでは、
どちらが自律的な選手を育てられる
と思いますか？
アメリカのコーチだと思います。
結局、上下関係が厳しくなると、
下は考えなくなります。
考えたところで、
上が答えを持っていて、
自分の考えたことが否定されるからです。
筒香選手が言うように
『これをやれ。やらないと試合には出さない』
なんて言われたら、
やるしかありません。
言うことを聞く部下を育てたいなら、
このやり方は有効です。
だから、
言うことを聞く部下を育てたいなら、
上下関係を厳しくした方がいいです。
しかし、
自分で考えられる部下を育てたいなら、
横の関係になる必要があります。
相手を尊重し、質問をして、
『ダメだ』『やるな』とは言わずに
とにかくやってみて、
上手くいかなかったら一緒に考える
上司がこのように接することで
部下が考える環境ができます。
もちろん、分からないことは
上下で教える必要があります。
だから、
知らないのか？できないのか？
を見極める必要があります。
知らないのなら、
上下関係で教えて、
できないのであれば、
横の関係で一緒に考えて
育てていく必要があります。
この使い分けができると
自律的な人材を育てることができる
ようになります。
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