それは対話ではありません!

岸田首相が医療現場を視察して、
所信表明演説でやると宣言した
「車座対話」を行ったそうです。

 

文字通り、車座になることで、
上下関係なく、お互いの顔を見ながら
話ができるので、言いたいことが
言いやすいということが
あるのだと思います。

 

岸田首相の強みである
「聞く力」を発揮しようとしている
のだと思います。

 

現場に行って、
現場の意見を吸い上げるのは
非常にいいことだと思います。

 

ただ、気になるのは時間です。

 

今回の岸田首相が、
医師や看護師と対話した時間は
15分間だそうです。

 

果たして、
15分で対話ができるのでしょうか?

 

「対話」とは、
相互理解のためのコミュニケーションです。

 

具体的に言うと

自分の意見を伝える時に、
なぜそう思うのか?
という考えや背景も伝え、

相手の意見を聴く時に、
相手がなぜそう思うのか?
という考えや背景も理解しようとする

コミュニケーションです。

 

つまり、対話の前提に
「対立」があります。

 

「対立」というのは、
喧嘩をしているという意味ではなくて、
「違い」があるということです。

 

その「違い」を否定するのではなく、
率直に話し合うことで、
良い悪いの判断を越えて
新しい解決方法を生み出せる環境を
作ることです。

 

だから、対話には
エネルギーが必要になります。

 

それが、15分とは・・・

 

おそらく、やっていることは
ヒヤリングだと思います。

 

15分だと話を聞くだけで
精一杯です。

 

岸田首相が、
現場の話を聞いているだけで、
岸田首相の話を現場に伝える時間は
ないと思います。

 

そうすると、
それは「対話」ではありません。

 

別に、
ヒヤリングを否定するつもりは
ありません。

 

話を聞くのも大事なことです。

 

しかし、明らかに、
対話とヒヤリングは違います。

 

私が対話にこだわるには
理由があります。

 

それは・・・

 

対話力がチーム力だからです。

 

人と人は違います。

 

その違う人同士が、
ひとつのビジョンを目指そうとしたら、
どうしても「対立」が起こります。

 

その「対立」を乗り越えてこそ
ビジョンが達成します。

 

その「対立」を乗り越えるのが、
「対話」です。

 

組織には、様々な「対立」があります。

 

社長と幹部社員

 

幹部社員と社員

 

営業部と製造部

 

製造部と商品開発部

 

それぞれに言い分があって、
それぞれが正しいのです。

 

だから、どちらかがどちらかを
言い負かすことで解決するのではなく、
「対話」で解決してこそ、
成長があります。

 

その「対話」を促すのが
私の仕事です。

 

それが15分で終われば
そんな楽なことはないのですが、
何度も何度も、間に入って、
お互いの見えないところを伝えつつ
ビジョンに向かって進めていく・・・

 

それが私の仕事です。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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