わかっているようで、わかっていない

昨日(4月24日)の
ロッテ対オリックスの試合で、
佐々木投手が白井球審の判定に
不服な態度を取ったということで
白井審判が佐々木投手に詰め寄った
ことが話題になっています。

 

野球ロッテ・井口監督
球審に注文「もうちょっと冷静にいきましょうよ」
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/04/24/kiji/20220424s00001173543000c.html

 

YouTubeでそのシーンを見ましたが
たしかに外角低めの直球は
ストライクゾーンに入っている
ように見えました。

 

また、佐々木投手の不服な態度も
残念な感じで反抗的な態度には
見えませんでした。

 

世の中的には、
白井球審に批判的な意見が
多いように思いますが、
試合の秩序を守るためにも
球審の判断は優先されるべきです。

 

ただ、それを考慮しても、
白井球審の表情からすると
だいぶ感情的になっているように
見えました。

 

そもそも、白井球審は、
どうしてこんなにも感情的に
なったのでしょうか?

 

本当のことは、
白井球審しかわからないので、
ここからは、
私の個人的な見解ということに
させてもらって話をします。

 

白井球審が、
感情的になったステップは、
「推論のはしご」で説明できます。

 

一般的に、
人が認知して行動に移すまでに
ステップがあります。

 

①事実を選択する

②現実に意味づけする

③仮説を立てる

④結論を出す

⑤結論を信じる

⑥行動する

 

これを「推論のはしご」と言います。

 

本来は、「はしご」なので、
下から上に書くべきなんですが、
見やすくするために上下を逆にしています。

 

今回の件を当てはめると・・・

 

①事実を選択する

佐々木投手が
苦笑いのような表情を浮かべながら
数歩、マウンドを降りた。

 

②現実に意味づけする

白井球審は、
佐々木投手が判定に対して
不服な態度を取っている
と判断した。

 

③仮説を立てる

佐々木投手は
先日(4月16日)の試合で、
球審の判定に“土下座ポーズ”をとって、
球審から注意を受けたのに、
懲りずにまたやっている!

 

④結論を出す

佐々木投手は、
球審に対する敬意が足りない!

 

⑤結論を信じる

ここは、ひとつ、
ガツンと言わないとダメだ!

 

⑥行動する

佐々木投手に詰め寄る

 

こんなステップではないか?
と思うのです。

 

繰り返しになりますが、
これを「推論のはしご」と言います。

 

人が認知して行動に移すまでの
ステップです。

 

今回、白井球審が
感情的になってしまったのが、
問題だと思うのですが、
どうすべきだったのでしょうか?

 

実は、昨日まで参加していた
合宿で学んだことが、
この「推論のはしご」です。

 

早速、合宿で学んだことを
活かして考えてみたいと思います。

 

こういう時に大事なことは。
「望んでいた結果」は何だったのか?
ということをハッキリさせる
ということです。

 

白井球審は、
何がしたかったのでしょうか?

 

おそらく、佐々木投手に
プロとしての自覚を
もってもらいたかったのではないか?
と思うのです。

 

だとしたら、
感情的になって佐々木投手に
詰め寄ることが
「望んでいた結果」につながった
のでしょうか?

 

感情的になることに
正当性はあるのでしょうか?
(効果があるのでしょうか?)

 

白井球審のどのような価値観が
感情的になることを
正当化しているのでしょうか?

 

もし、正当化できないとしたら、
何に目を奪われたのでしょうか?

 

そして、そもそも、
何を見逃していたのでしょうか?

 

こんな感じで振り返ってみる
ことが大事です。

 

おそらくは、今回のことについては、
プロとしての自覚を持たせるのは
球審の仕事ではない
ということだと思います。

 

いったん、感情的になってしまうと、
冷静になるのは、難しいのですが、
何かを見逃していないか?
と考えることが大事だと思います。

 

最後に・・・

 

私も、白石球審の表情から
勝手に意味づけして
「推論のはしご」を登っていることを
付け加えておきます。

 

結局、人のことはわかっているようで
わかっていないのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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