オシムさん、ありがとう!

日本サッカー代表の
元監督のオシム氏が亡くなりました。

 

単に海外のやり方を
持ち込むのではなく、
日本人の強みを把握した上で
強みを活かした戦略を立てた
監督でした。

 

「考えながら走る」

 

次々と人が湧いてくるように
ゴールに向かっていく
流れのあるサッカーを
見せてくれました。

 

日本のサッカーを
大きく変えた方だと思います。

 

ゴール後の嬉しそうなオシムさん

 

オシム氏の訃報を聞いて
多くの選手から
コメントが寄せられています。

 

意外だったのは、
オシム監督に怒られたという
コメントが多いことです。

 

サッカーが大好きな方で、
怒られっ放しだったんですけど、
いろいろなことを教えてもらって学んで、
40歳までプレーするベースになった

(中村憲剛さん)

 

めちゃくちゃ怒られて、
『二度と試合に使わない』
なんてしょっちゅう言われていた。
でも厳しさの中にも愛があったなと思う。

(巻誠一郎さん)

 

アップ(練習)のボール回しで
開始2分でミスしたら、
『何やってるんだ。走ってこい』
といきなり、怒られて・・・
そこからですね、
真剣にアップをやるようになったのは・・・

(羽生直剛さん)

 

よく、怒るな!叱れ!
と言われます。

 

怒るのはパワハラだ!と・・・

 

この理屈で言うと
オシムさんはパワハラだったのか?
なんて思ってしまったので、
今回は、そのことを考えてみたい
と思います。

 

「怒る」と「叱る」の違いは
なんでしょうか?

 

辞書で調べると・・・

 

「怒る」

不満・不快なことがあって、
がまんできない気持ちを表す。
腹を立てる。いかる。

よくない言動を強くとがめる。
しかる。

 

「叱る」

目下の者の言動のよくない点などを
指摘して、強くとがめる。

 

出典:デジタル大辞泉(小学館)

 

辞書で調べると、
「怒る」の中に
「叱る」が含まれています。

 

そのため、
言語として明確に分けることが
難しいように思いますが、
私は次のように使い分けています。

 

「怒る」というのは、
相手に怒りをぶつけることです。

 

自分の思い通りにならなくて、
我慢できない感情を
相手にぶつけているだけです。

 

だから、パワハラになります。

 

それに対して、
「叱る」というのは、
相手のよくないことを
指摘することです。

 

そのため、「叱る」という場合は、
相手に「こうなって欲しい」という
「ビジョン」があります。

 

つまり、相手のことを想って
叱っているのです。

 

そういう意味では、
オシムさんは叱っていた
のだと思います。

 

ただ、通訳を通さないと
言っている意味が伝わらないので
怒られたと思った選手が
多かったのではないでしょうか?

 

しかし、実際は、
自分のために叱ってくれていた
と分かっているので、
パワハラだと感じなかった
という話だと思います。

 

よくパワハラ研修をすると、
何を言うとパワハラになるんですか?
と質問されることがあります。

 

それは、結局、
何を言うか?よりも、
相手のためを思って言っているのか?
ということなんだと思います。

 

あくまでも
相手がどう思うか?という
判断があるので難しいですが、

少なくても
言っている方が、
自分の感情を吐き出している
だけなのか?
相手の成長のためを思って
言っているのか?

胸に手を当てて考えれば
わかる話なのかな?と思います。

 

ただ、相手のことを思っていても、
成長したくないと思っている
相手に言えば、
相手の意に反しているので、
パワハラになるんでしょうね!

 

そういう意味では、
相手も見ないといけないですね!

 

相手を知ろうとしないことが
パワハラの原因の1つかも
しれませんね!

 

そういえば、オシムさんは、
選手のことをよく見ていました。

 

あらためて、
オシムさんが偉大な指導でした。

 

心からご冥福をお祈りします。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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