政府は、電力会社が実施する
節電プログラムに参加登録する家庭に
2000円分のポイントを付与することに
したようです。
1800億円ほどかかるようですが、
システムを構築したり、
事務手続きの費用を考えたら
実際はもっと費用がかかりそうです。
そこまでポイントを付与する
必要があるだろうか?
なんて思います。
しかし、いざ、
ポイントがもらえるとなると
心がざわつきます。
もらっておかないと、
なんかすごく損した気持ちになります。
これは、何度か説明している
「行動経済学」の「損失回避性」
というものです。
例えば、
①何もしないで3万円もらえる
②ジャンケンで勝ったら6万円もらえる
のと、どちらを選びますか?
おそらく、
①何もしないで3万円を
選ぶと思います。
ジャンケンで勝つ確率は50%
50%のリスクを負えば、
2倍になるかもしれないのに、
失うことを恐れます。
つまり、
3万円もらった「喜び」と
3万円失った「悲しみ」は
同じではないのです。
「行動経済学」の実験によると
失う「悲しみ」は、得る「喜び」の
1.5倍~2.5倍だそうです。
これを今回の節電ポイントに
当てはめると・・・
2000円分のポイントですが、
これがもらえないとなると、
3000円~5000円損した気持ちになります。
だから、
ポイントをもらえないと思うと
心がざわつくのは、
ある意味、
仕方がないことかもしれません。
そう考えると、
ポイントだけで1800億円ですが、
心理的な経済効果は、
2700億円~4500億円分ある
ということになるので、
節電に意識を向けさせるには
有効なのかもしれません。
この考え方を、
マネジメントに使うと
どういうことが言えるのか?
というと・・・
失うもの1.5倍~2.5倍の価値を
感じないと動かないということです。
何かを変えようという時に
リスクを負います。
そのリスクの1.5倍~2.5倍の価値を
感じないと変わろうとしない
ということです。
だから、変えようとする時に、
行動してもらう行動量の
1.5倍~2.5倍の価値を感じさせる
ことが必要になります。
例えば、このブログ
365日毎日書くのは大変です。
大変ですが、
それによって人生が変わったと
思えるので、
続けることができています。
逆に、ブログを書かないと
もっと大きなものを失いそうな
気になります。
こうなるとやめられなくなります。
こんなに大変なことでも
やめられなくなってしまうのだから、
習慣は怖いと思います。
人間は習慣の奴隷と言いますから、
せっかくなら、
良い習慣を身に付けたいですね!
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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