手のひら返しはしていない!

サッカーW杯カタール大会
明日、スペイン戦を向けるにあたって
公式記者会見で、
森保監督がこんなことを言ていました。

 

手のひら返しをされるのは
勝負の世界なので、
勝てば称賛、
負ければ批判されるのは
当たり前のこと

 

あらためて、
監督というのは大変だと
思います。

 

私も手のひら返しをしたように
思われているかもしれませんが、
それは采配が見事だったからです。

 

いつも、交代が遅かったのに
ドイツ戦では、後半から交代をし、
次々に攻撃的な選手を入れて
勝ちに行く姿勢を示しました。

 

それに対し、
コスタリカ戦では、
同点狙いなのか?
勝ちに行くのか?の
意思表示がハッキリせず、
選手間の中で混乱が起きました。

 

その結果、
攻撃の選手は前がかりになり
守備の選手は引いて守り
中盤が間延びし、
そこをつかれて失点しました。

 

つまり、
手のひらを返したのではなく、
結果ではなく、
プロセス(采配)を評価したのです。

 

だから、
手のひら返しをしていた訳では
ありません。
(ちょっと見苦しいかな?(笑))

 

この結果か?プロセスか?の話は
承認のお話です。

 

ブログで何度か書いていますが、
承認には3つあります。

 

①結果承認

②経過承認

③存在承認

の3つです。

 

①結果承認とは・・・
できたことを承認すること。

②経過承認とは・・・
その行動(努力)を承認すること。

③存在承認とは・・・
その存在そのものを承認すること。

 

手のひら返しは①結果承認です。

 

できたら、ほめるけど、
できなかったら、批判する

 

②経過承認は、
やったことを誉めることです。

 

結果は、ともあれ、
やることをやったよね!
という話です。

 

私は、コスタリカ戦では、
もっとやれることがあったと
思っています。

 

だから、経過承認はできません!

 

そして、③存在承認は、
「森保監督!お疲れ様です!」
という話です。

 

考えてもみたら、
ワールドクラスの監督が
日本の代表監督を引き受ける
メリットがありません。

 

日本サッカー協会(JFA)が、
本気で口説きに行かない限り、
日本に来る監督なんていません。
(JFAにはもっと仕事をして欲しいですが・・・)

 

そんな中、
批判にさらされる覚悟で
監督を引き受けた森保監督がいたから
今があるのです。

 

森保監督!お疲れ様です!

 

で、何が言いたいのか?
というと・・・

 

相手に成果を出してもらいたい
と思うのであれば
この3つの承認は3つとも必要だ!
と言うことです。

 

承認というのは、
前に進むための原動力です。

 

自分が見てもらっていると思えれば
頑張ろうと思えます。

 

森保監督は、こんなことも
言っています。

 

称賛も批判も含めて
日本の国民のみなさんが
サッカーに興味を持ち、
議論してもらえることをうれしく思う

 

これは、③存在承認の話をしています。

 

つまり、サッカーを見て欲しい!
と言っているのです。

 

なんとも、泣ける話ではありませんか!

 

①結果承認も②経過承認もいらない!
③存在承認をしてくれ!
と言っているのです。

 

それくらい、
③存在承認って不足するのです。

 

①結果承認も②経過承認も
結果や行動なので、見えるものです。

 

見えるものは認識できので、
承認できます。

 

しかし、当たり前にあるものは、
見えないのも同然なので、
承認できません。

 

だから、意識的に
③存在承認をしないと、
不足するのです。

 

では、③存在承認って、
何をすればいいの?と思われる
と思います。

 

それは・・・

 

声がけです。

 

声をかけるというのは、
相手がそこに存在していることを
認識していないと出来ません。

 

具体的には、挨拶です。

 

「おはようございます!」

「いってらっしゃい!」

「お疲れ様です!」

 

すべて、相手の存在を認めているから
できることです。

 

だから、挨拶は大事です。

 

最後に、念のために言っておくと
承認と評価は違います。

 

森保監督が来期も監督をするか?
については、
ワールドカップが終わってから、
その結果で評価されるべきです。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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