森保監督が、首相官邸を訪問し、
岸田首相と面談した際に
ノートの交換を行ったそうです。
森保監督は、サッカーの試合中に
メモを取っていることが話題に
なりました。
ワールドカップの予選の時には
結果が出なくて、
一体、何をメモっているんだ!
と言われていました。
一方、岸田首相も、
自民党総裁選挙に立候補した時に
国民の声を書き溜めてきたと
ノートを掲げました。
お互いに「ノート」を取っている
という共通点があり、
「ノートの交換」となったようです。
森保監督のノートは、
ドイツ、スペインを破ることで
「奇跡を呼ぶノート」と
呼ばれているそうです。
いや~結果が出ると、
メモが「奇跡を呼ぶノート」に
なるんですね!
そもそも、メモを取るべきか?
取らずに話に集中すべきか?
という話があります。
個人的には、
たとえ、裏紙であっても
メモを取るようにしています。
裏紙なので、
取っておいて後で見ることも
ほとんどないのですが、
メモを取ることに価値がある
と思っています。
価値があると思っているのは、
言語化するということです。
当たり前の話ですが、
メモを取る時に言語化します。
以前もブログに書いたように
成長には、言語化が不可欠です。
「成人発達理論による能力の成長」
という本には、
能力が高まらない理由は、
知識の圧倒的な欠落と
言語化の鍛錬不足が原因である
ことが考えられます。
と書かれています。
つまり、
学んだことを言語化することで
能力が高まります。
では、なぜ、
言語化が成長に不可欠なのか?
というと・・・
「経験学習サイクル」を
回すためです。
「経験学習サイクル」とは、
コルブという学者さんが
人が経験から学ぶ時のステップを
モデル化したものです。
「経験学習サイクル」は
次の4つのステップからなります。
①経験:経験する
↓
②振り返り:リフレクション
↓
③概念化:学習、言語化
↓
④応用:行動、活用
これは、ループしていて、
④応用が①経験に繋がります。
このサイクルを回すことで
人は経験を学習し、
成果につなげることができます。
もし、何度も
同じ失敗を重ねているとしたら、
それは「経験学習サイクル」を
回していないからかもしれません。
「経験学習サイクル」のポイントは
③概念化です。
通常、失敗をしたら、
②振り返りはすると思いますが、
その経験を
③概念化、つまり、言語化する
ことまでしません。
だから、④応用できないのです。
言語化するということは、
論理的に整理することであり、
再現性を得るということです。
だから、言語化することで、
初めて、活かすことができます。
ワールドカップの
クロアチア戦を見ずに手伝った
リボーンアワードも
登壇者の人生を20分のプレゼンに
まとめます。
当然、まとめきれるものでは
ありません。
絞りに絞って、
本当に言いたいことだけを
言語化していきます。
そのプロセスの中で、
これまでの人生を振り返り、
言語化することで、学習して、
これからの人生に活かすことで、
人生が変わっていくのです。
まさに、リボーンアワードって
「経験学習サイクル」なんです。
その成長に関われるから
サッカーよりも楽しいのです!
いずれにしても、
リボーンアワードに出るような
過酷なことをしなくても、
ちょっとした時間に
ここ1ヶ月ぐらいをさかのぼって、
できたことできなかったことを
書き出して・・・
あらためて、1ヶ月後、
どうなっていたらよいのか?
を書き出して・・・
そのために
できることは何か?
を書き出してみると、
だいぶ、頭の中が整理ができる
と思います。
このように、言葉にしてみることが
自分の成長につながるのです。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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