できませんと言われてからが勝負

先日、お客様の会社の
管理職の方と1ON1面談を
している時にこんな話になりました。

 

部下との面談で
少しチャレンジングな目標を
提示したところ、
「できません!」
と言われてしまったとのことでした。

 

「できません!」なんて
言われると思っていなかったので、
それ以上、何も言えなくなって
そのまま面談を終わりにしたそうです。

 

いったい、私は、
どうしたらよかったのでしょうか?
という相談でした。

 

 

私も自己主張性が弱く、
押しが弱いので、
何も言えなくなる気持ちも
わかります。

 

しかし、
実は、育成においては、
「できません!」と言われてからが
勝負なのです。

 

できないことをできるようにするのが
育成ですから・・・

 

最近の若い社員は、
失敗することを極端に恐れます。

 

自分ができるイメージができない
ものはやろうとしません。

 

しかし、
それは、本人の頭の中で
できない!と判断しているだけで
順を追って考えれば
できることもあります。

 

だから、
どうやったらできるのか?を
一緒に考えてあげる必要があります。

 

特に、管理職の社員さんと
若手社員さんの年齢が離れていると
仕事の難易度の感覚が
ズレていることがあります。

 

管理職からすると
これくらいできるだろう!
と思っても
若手社員にとっては、
無理だと思っていることがあります。

 

そこで、管理職の方に
見極めていただきたいのは、
できません!という理由です。

 

やり方を知らないから
できないのか?

 

やり方は知っているけど、
やってみたことがないから
できないのか?

 

やってみたことはあるけど、
できなかったのか?

 

それによって教え方が違います。

 

そもそも、
やり方を知らないなら
やり方を教える必要があります。

 

やり方を知っているけど、
やってみたことがないから、
やってみるところまで教える
必要があります。

 

やってみたことがあるけど
できなかったのであれば、
何が足りないのか?考えてもらって
できるようになってもらう
必要があります。

 

この話をすると、
だいたいの管理職の方が
そんなことまでしなきゃいけないの!
とおっしゃいます。

 

そんな時は、
こんなことをお伝えします。

 

申し訳ないんですけど、
私(瀧田)は、あなた(管理職)に
これをやってますよね!

 

管理職の方のお話を聴きながら、
知らないことを教えながら、
やってみるところまで
面談でお話をしています。

 

人ができるようになるには、
いつもブログに書いているように
5つのステップがあります。・

 

「知らない」

「知っている」

「やってみる」

「分かる」

「できる」

「している」

 

教える相手が
どのステップにいるのか?を見て、
教え方を変える必要があります。

 

やる気がないとか、
責任感がないとか、
わがままだとか、
頑固だとか、いろいろあると思いますが、
人ができるようになるためには
このステップを上がる以外にありません。

 

だから、いかに、
このステップを上がってもらうか?
だけを考えればよいのです。

 

実は、このステップは、
全部やる必要はありません。

 

なぜなら、
このステップを1つ上がるごとに
だんだん楽しくなって、
そのうち、自分からやるように
なるからです。

 

これも1ON1面談を行う上での
知っておくべきポイントだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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