失敗したくないなら、失敗したほうがいい

私は研修でゲームをやります。

 

ゲームといっても
カードを使って情報共有して
問題を解くものです。

 

ゲームを解くことで
職場での仕事ぶりを再現して
もらいます。

 

先日の研修でも
ゲームをしている時に
若手社員の皆さんが、慎重に進めるが故に
時間切れになってゴールまで
いきませんでした。

 

もう少し大胆に進めていたら、
ゴールできたと思います。

 

もったいないと思いました。

 

そのことを社長さんに
お伝えしたところ、

 

社長さんは、
今の若者は失敗をしなくない
という気持ちが強いんです
とおっしゃっていました。

 

今の若者は失敗したくない!
という気持ちが強いという話は
他の会社さんでもよく聞きます。

 

野村総研の調査によると

さとり世代・Z世代は、
景気がよかった時代を知らずに成長し、
親世代が倒産やリストラなどに
遭っていたことから、
「失敗したくない」
「社会に対して期待できない」
気持ちが強く、超安定志向である。

とのことです。

 

「競争より協調」
失敗したくない気持ちから来る
さとり世代・Z世代のライフスタイル
https://www.nri.com/jp/knowledge/publication/cc/chitekishisan/lst/2022/10/06

 

だから、リスクを取ることを
避ける傾向にあります。

 

ただ、これは、
若手社員に限った話ではなく
今の日本全体に流れている空気かも
しれません。

 

いずれにしても、
失敗できないということほど
成長を阻害するものはありません。

 

人は失敗から学びます。

 

人はやりながらでないと
学べないのです。

 

ある意味、
失敗しないと学べないのです。

 

そして、これは大事なことですが、
歳をとってからの失敗は、
ダメージが大きいということです。

 

だから、本当に失敗したくないなら、
若いうちに失敗しておいた方が良いのです。

 

私なんか、子供が1歳の時に
無職になってますから
相当な失敗をしていると思いますが、
今は、なんとかなっています。

 

ただ、
失敗したくないという気持ちは
メンタルモデルなので、
簡単には変わりません。

 

では、どうすれば良いのでしょうか?

 

それは・・・

 

ギャップアプローチから
ポジティブアプローチに切り替える
ということです。

 

ギャップアプローチは、
原因追及です。

 

何が悪かったのか?を
解明しようとします。

 

原因が解明できたら、
できなかったことについて
二度とやりません
と反省します。

 

しかし、
反省しても、
どうしてよいのか?分からないので
行動が止まります。

 

行動しないと失敗しないので
学習がありません。

 

これに対して
ポジティブアプローチは、
どうなったらよいのか?
を考えます。

 

何が悪いか?は別にして
できることを探します。

 

どうなっていたらよいのか?

 

そのために、できることは何か?

 

できることなので、行動できます。

 

行動すれば、
成功も失敗もあるので、
いずれにしても
そこから学習ができます。

 

では、ギャップアプローチから
ポジティブアプローチに切り替えるには
具体的にどうしたらよいのでしょうか?

 

それは、言葉遣いを変えることです。

 

「なんで?」「どうして?」
は封印して、
「どうなっていたらいいんだろう?」
に言い換えることです。

 

そうすることで
自分で考えるキッカケになるので、
失敗が教訓になります。

 

自分でできることを探して
やってみて、
結果から学び、
また、できることを探して
やってみる

 

この繰り返しで、
できるようになります。

 

この繰り返しの中で、
失敗を通じて成長できたことが
実感できて、
「失敗したくない」という
メンタルモデルを変えることが
できます。

 

それまでは、上司は大変ですが、
寄り添うしかないのだと思います。

 

そういう意味でも、
それができるのも、若いうちだと
思うんですよね!

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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