なぜ、新規事業を作ることがリーダー育成なのか?

先日、お客様の会社で
研修をさせていただいた時に
受講されている方から
こんな風に言われました。

 

なぜ、新規事業を作ることが
リーダー育成なるのでしょうか?

 

この会社さんから依頼をいただき、
新規事業を作ることで、
リーダーを育成できるような研修を
担当することになりました。

 

設計した研修の内容について、
研修の中で説明したのですが
一部の社員さんから

何を言っているのか?わかりません!

と言われてしまいました。

 

そう言われて、考えてみたら、
普通、わからないよな!と思いました。

 

あらためて、背景から説明すると、
人口が減っていき、
市場が縮小してく中で、
売上を上げようと思ったら、
イノベーションを起こすしかありません。

 

新しい需要を創出することです。

 

今までなかったものを生み出すことで、
売上を作るということです。

 

これがもし、
人口が増えているのであれば、
今のままのビジネスをしていても
売上は上がります。

 

延長線上で、
ビジネスを考えていけば良いのです。

 

しかし、今の延長線上は、
右肩下がりです。

 

右肩下がりの延長線上で
同じビジネスを続けても、右肩下がりです。

 

今のままでは、ビジネスは衰退します。

 

右肩下がりの中でも
ビジネスを続けるには、
新しいもので売上を上げるしかありません。

 

そう考えると、
今、求められている人材は、
延長線上で売上を上げられる人材ではなく、
新しいものを生み出せる人材です。

 

では、
延長線上で売上を上げられる人材と
新しいものを生み出せる人材は
同じでしょうか?

 

残念ながら、違います。

 

だから、企業としては、
新しいものを生み出せる人材を
育てたいのです。

 

では、どうしたら、
新しいものを生み出せる人材を
育てられるでしょうか?

 

それは、
いつもブログに書いているように
やりながらでないと、できるようになりません。

 

つまり、
実際に新規事業を作ることでしか、
新しいものを生み出せる人材を
育てることができません。

 

しかし、新規事業を生み出すことを
仕事にするように言っても、
誰もやりたがりません。

 

なぜなら、新規事業のほとんどは
失敗に終わるからです。

 

失敗したら、評価が下がります。

 

新規事業が、
自分の評価が下がってもやりたいことなら
あきらめもつきますが、
ほとんどの場合、そうではありません。

 

だから、研修という形で
新規事業を作るということを
やるのです。

 

新規事業を作るために
必要な知識やノウハウを伝えながら、
新しい事業を一緒に考えてみる
ということをやります。

 

新規事業を作る時に大事なことは
リーダーシップを発揮するということです。

 

リーダーシップとは「影響力」のことです。

 

その人がいることで、
周りにどんな影響力を及ぼしているか?
ということです。

 

例えば、
その人が論理的にものごとを考えられる人
であれば、その人がチームにいることで、
アイデアが論理的になって形になります。

 

一人では新規事業を作ることはできません。

 

メンバーお互いの「強み」を理解して、
それぞれがリーダーシップを発揮できる
環境を作ることで、
新規事業が形になります。

 

このように、
メンバーのリーダーシップが発揮できる
環境を作ることが、
リーダーの大事な仕事なのです。

 

つまり、新規事業を作るという
プロセスに参加しながら、
リーダーとして、
組織づくりも学ぶことができるのです。

 

そして、その組織作りの経験が
既存事業の組織づくりにも
活かすことができます。

 

こんなことを考えながら
研修のプログラムを考えています。

 

ただ、目の前に
やらなければならない仕事が
山積みになっていれば、
新規事業のことなんか考える余裕も
ないと思います。

 

結局、やりながらでないと学べません。

 

今回の新規事業の研修が終わった時に
参加してよかったと言ってもらるように
伝える方も意識して伝えたいと思っています。

 

そして、何よりも
新規事業が形になって、
皆さんに紹介できるようになったら
それはそれで楽しいな!
と思ったりします。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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