時間軸をどうやって使うのか?

ここ数回、合宿での学びを
言語化しています。

 

チームコーチングにおいて、
「時間軸」が大事だと書きました。

 

今回は、実際に、
どうやって「時間軸」を使うのか?
という話をしたいと思います。

 

実際のコーチングで、
いきなり、過去の質問をしたり、
未来の質問をしたら、
違和感があると思います。

 

だから、コーチングの質問の中で
「時間軸」を使います。

 

コーチングの型には
いろいろあると思いますが、
私が使っているのはGROWモデルです。

 

みなさんにお配りしている
「社員が辞めない面談シート」も
基本、GROWモデルで作っています。

 

『ここのまま話せば、社員が辞めない面談シート』
https://robotjinji.com/2019/11/20/post-999/

 

GROWモデルは頭文字で・・・

 

Goal(目標の明確化)
まず、ゴール設定です。
どうなりたいのか?
理想の状態を明確にします。

 

Reality(現状の明確化)
現状の状態を明確にします。
①で理想の状態を明確にしているので、
現状を明らかにすると、
ゴールとのギャップが明らかになります。

 

Resource(資源の発見)
①と②のギャップを埋めるための
資源を整理します。
自分が何を持っているのか?を
考えてもらいます。

 

Options(選択肢の創造)
目標達成のため打ち手を考えます。
③の中から自分ができそうなことを
考えてもらいます。

 

Will (意思の確認)
④の打ち手の中で何をするのか?
どういう順番で進めるのか?
行動を決めてもらいます。

 

説明を読むと
難しく感じかもしれませんが、
やってみると難しくはありません。

 

まず、現実と理想を明確にします。

 

すると、そこには、
ギャップが明らかになります。

 

人はギャップが明らかになると
埋めたくなります。

 

そのギャップを
どうやって埋める(解決する)のか?
自分で選択肢を考え、
選んでもらいます。

 

このような流れで話をしていきます。

 

これのどこが「時間軸」なのか?
というと・・・

 

まず、①Goal(目標の明確化)は
未来を聞いています。

 

だから、今ではなくて、
未来にいったつもりで
想像してもらうことが大事です。

 

そして、次に、
③Resource(資源の発見)は
過去の話しです。

 

前回のブログで、
できることはできたことだと
書きました。

 

できることはできたこと

 

つまり、資源は過去にあります。

 

だから、資源の話をする時は、
過去に行ったつもりで、
思い出してもらうことが必要です。

 

このようにGROWモデルには、
「時間軸」をズラす構造が
組み込まれています。

 

ポイントは、
GROWモデルの質問をする側が、
その「時間軸」を意識しているか?
ということです。

 

つまり、
相手に未来に行ったり、
過去に行って、
考えてもらう必要があるのに
肝心の質問する側が、
未来や過去に行っていなければ、
その質問が効果的にならない
ということなんです。

 

ここら辺になると、
さすが専門的過ぎますが、
コーチングの精度を上げるためには
意識する必要があるなぁ~
と思いました。

 

そういう意識で、
師匠の石見さんのコーチングを聞いていると
確かにそうなっているなぁ~
と思います。

 

結局、コーチングも
上手くいかないには理由があって、
原理原則を守らないと
上手くは行きません。

 

なんでもいっぺんにできるように
なるわけではないので、
できることからやるしかないのです。

 

これも「時間軸」ですね!

 

いかに時間を味方につけるのか?
が大事だと思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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