うちの会社の社員は幸せか?

前回のブログで、
社長のために社員がいるのではない
という話を書きました。

 

社長も社員も実現したい!と思う
「ビジョン」を掲げることで、
ボトムアップになると書きました。

 

こういう話をすると、
社員に実現したい「ビジョン」が
ない場合はどうしたらいいですか?
という質問をいただきます。

 

確かに、社員さんに
「ビジョン」について訊ねても
すぐに出てこないかもしれません。

 

それならば、
私(社長)が考えた「ビジョン」で
幸せにしてあげたほうがいいと
思うんですけど・・・
なんて話をされることがあります。

 

それで幸せになるのであれば
よいと思います。

 

でも、そもそも、幸せって、
してあげるものなのでしょうか?

 

幸せってなるもので
してもらうものでもありません。

 

先日のブログで、
「してあげているのに・・・は危険」
と書きました。

 

 

してあげているのに…は危ない

 

社長がやりたくて、
いろいろするのはよいと思います。

 

しかし、幸せにしてあげているに
感謝されないと思うようであれば
それはやめておいた方がよい
と思います。

 

そもそも、「幸せ」って何でしょうか?

 

実は「幸せ」についても研究が進んでいます。

 

「ポジティブ心理学」といって、
マーティン・セリグマン教授により
「人が幸せに生きること」を
科学的に追求する研究が行われています。

 

「ポジティブ心理学」よると
「幸せ」を支えるものとして
5つの要素があるとしています。

 

5つの要素は、
それぞれの頭文字をとって、
PERMA(パーマ)」と呼ばれています。

 

Positive Emotion:ポジティブ感情

「喜び」「愛」「笑い」「感謝」
といった感情を持つことです。

 

Engagement:没頭や没入

時間を忘れるぐらい
何かに没頭して夢中になることです。

 

Relationship:良好な人間関係

家族、友人、仲間など、
他者とのつながりがあることです。

 

Meaning:人生の意味や意義

生きていく中で、何を大切にするのか?
何を優先するのか?を明確にすることです。

 

Accomplishment:達成感、完遂感

目標を自分で決めて、達成する
という成功体験があること。

 

以上5つの要素があれば、
社員さんは幸せを感じます。

 

これらは、読んでわかる通り、
本人が手に入れようと思わない限り、
手に入らないものです。

 

他人が幸せにしてあげようとしても、
それは無理な話です。

 

ただ、こういったものを
手に入れやすい環境を作ることは
可能だと思います。

 

つまり、
自分がやりたいことを見つけて、
目標を自分で決めて、
仲間と関わり合いの中で、
意義を感じながら、
目標達成をして
喜びを分かち合う
ことができる職場を作るということです。

 

これって、前々回から書いている
ボトムアップ型のマネジメントでしか
実現できません。

 

ただし、問題は、
ボトムアップ型のマネジメントをすること
会社が利益を出して存続し続けることとは
別だということです。

 

利益を上げられないと、
会社は継続できません。

 

会社が継続できなければ
社員が幸せを感じることはありません。

 

ということは、
社員が幸せを感じられるようにするには
利益が出せるビジネスモデルを
社員を幸せにするマネジメントで実現する
ということが必要です。

 

ビジネスモデルづくりと
組織づくりを両方やらないと
社員を幸せにしようと思っている
社長さんがやりたいことは実現しないと
思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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