よく分からない話が大事だったりする

後輩選手へのパワハラが原因で
楽天を解雇となった安楽氏が、
メキシカンリーグに挑戦することが
ニュースになっていました。

 

海外で野球を続けることに関して、
パワハラをしていたことを
謝罪するととも、
こんなコメントしています。

 

私は、当該選手を含め
後輩のことが大好きで、

決して後輩選手をいじめよう
と思ってしたことは
一度もありませんでした。

私なりのコミュニケーションの
つもりでやっていたことでしたが、

受け取る側の気持ちを
十分に考えられておらず、

私の行動が誤っていたこと、
私の認識が甘かったこと
を痛感しております。

 

ちなみに、安楽氏が
パワハラとして認定された行為は、
①体を押すなどの身体的接触
②ロッカールーム内で逆立ちをさせた状態で、
下半身を露出させる
③食事の誘いを断った選手への執拗な電話
④日常のミスに対する罰金という名目での金銭徴収
⑤『アホ』『バカ』などの暴言
です。

 

こんなことをしておいて、
後輩が大好きとか、
いじめようと思っていなかった
というのですから、
呆れて言葉になりません。

 

これが、まさに、
先日ブログに書いた
発達段階でいうと2段階目の
「道具主義的段階」です。

 

この段階は、自分のために、
他者を道具のように扱ってしまう
自己中心的な状態です。

 

この段階にいる人は、
相手の立場に立って考えることができません。

 

相手の気持ちが分かる人にとっては
なんで、分からないんだ?
という不思議な気持ちになると思います。

 

しかし、分からないものは分からないのです。

 

この話を説明する時に
私はこんなたとえ話をします。

 

2次元(平面)でしか見れない人に
3次元(立体)が見えないのと同じです。

 

3次元(立体)が見えている人には、
立方体は、どう見たって、立体です。

 

しかし、2次元(平面)で見ている人には、
どう見たって、平面にしかみえないのです。

 

残念としか言いようがありません。

 

では、2次元(平面)しか見えない人が
どうしたら、3次元(立体)が見えるように
なるのでしょうか?

 

それは、元も子もない話ですが、
2次元(平面)でいけるところまで
行くしかないのです。

 

どういうことか?というと、
2次元(平面)では、どうにもならなくなって、
初めて、3次元(立体)が見えるように
なるということです。

 

今回も、安楽氏は、
楽天をクビになり、日本球界を追われ
メキシコに行かないと野球ができなくなる
という状況に追い込まれるまで、
自分の行為が問題だと分からなかったのです。

 

これは、人材育成でも、
よく言われていることです。

 

ピーターの法則
「人は無能になるまで出世する」

 

残酷な言葉だと思いますが、
自分が通用しなくなるまで、
今の自分で頑張るしかないのです。

 

そして、自分が通用しないと感じた時に
素直になれるか?だと思います。

 

上手くいかないことが続く時というのは、
今の自分では限界にきているのだと
思うようにしています。

 

その時に、自分に不足しているものが
ないだろうか?と思えることが
大事だと思います。

 

そういう意味でも、
今の自分では分からないことでも
学んでおくと、
そういう限界を超える時の助けに
なると思います。

 

よく分からない話って
世の中にたくさんあるのですが、
今の自分で判断しないで、
聞いておくことが大事だと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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