先日、お客様の会社の幹部の方から
こんな質問をいただきました。
どうしたら、若手に責任感を
持たせることができるのでしょうか?
なるほど・・・
そもそも、そう思った背景を
聞いてみました。
仕事のミスが続いて、
お客様に迷惑をかけてしまった
そうなんです。
1回なら分かるけど、
2回も3回もミスが続くと
責任感を持って仕事をしていない
ように思うということでした。
だから、
責任感を持って仕事をして欲しい!
気持ちは分かります。
ただ、この場合、
問題は2つあると思っていて、
責任感を持つことと
ミスがなくなることは分けて考える
必要があると思っています。
最初に、
責任感を持つということに関して
書きたいと思います。
そもそも、どうして、
若手の方は責任感がないのに
幹部の方は責任感があるのでしょうか?
それは、今までに、
どれだけ大きなミスをしてきたか?
それによって、
どれだけお客様に迷惑をかけてきた?
ということだと思います。
幹部の方に聞いてみたら、
過去に大きなミスをして、
お客様に迷惑をかけて、
新聞沙汰になったことがあった
ということでした。
それだけ、大きなミスをすれば、
責任感を持つようになりますよね!
では、若手はどうか?というと、
今回、初めて、大きなミスをしたそうです。
(新聞沙汰にはなっていますが・・・)
だとしたら、今回、
責任感を感じていることだと思います。
自分がミスをしたら、
周りの人にこれだけ迷惑をかけるんだ
ということが分かったと思います。
周りに迷惑をかける前に
責任感を感じて、
ミスを回避できればよいですが、
人間、そこまで優秀ではありません。
若手の責任感がないと嘆いている
幹部の方だって、
若いころに、大きなミスをしているのです。
人間って、やらからないと、
責任感なんて生まれないのです。
任されて、失敗することでしか、
責任感を持てるようにならないと思います。
なんだか、元も子もない話で
申し訳ないと思いますが、
人はやりながらでないと学べないのです。
次に、1回ミスをしたのに、
どうして2回3回とミスを繰り返すのか?
について書きたいと思います。
ミスをして、同じミスをしないように
その対応策を考えて実施します。
そもそも、そのミスが、
その人にとって簡単なことだと
もうミスは起きません。
(ケアレスミスはあると思います)
しかし、そのミスが、
その人にとって難しいことだと
簡単にできるようにならないので、
またミスが起きます。
だから、
2回3回とミスをするようだと
能力が身に付いていないので
できるようになるまでサポートが必要です。
その時に大事なことは、
振り返りができているのか?
ということです。
ミスを繰り返すことに感情的になって、
怒ったり、説教をしてしまうと、
相手は思考停止になるので、
振り返りはできません。
自分で起こしたミスを振り返って
言語化してもらい、
問題を認識して、
自分でどうするのか?を決めることで
自分事になるのだと思います。
他人が決めれば他人事
自分が決めれば自分事
結局のところ、自分で決めることが
責任感の源だと思うのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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