研修だけでも会議だけでも成果は出ない

組織のコンサルティングを行う際、
私は組織づくりの知識や技術を
研修する時間を取ることがあります。

そうすると、研修中に
よく言われることがあります。

どうしてこんな簡単なことを
研修する必要があるのですか?
研修より会議をした方がいいのでは?

確かに、私が研修で教える内容は
組織づくりの原理原則であり、
一見すると当たり前で
簡単なことばかりです。

なぜ「当たり前のこと」を教えるのか?

その理由は3つあります。

1つ目は、難しいことを教えても
実践できないからです。

できないことを教えても、
できないのであれば意味がありません。

だから、当たり前のことを
まずできるようにしてもらっています。

2つ目の理由は、
「分かる」と「できる」は違うと言うことです。

もしその簡単なことが本当にできているなら、
すでに成果は上がっているはずです。

成果が上がっていないということは、
分かってはいても実際にはできていないということです。

研修の目的は
「分かってもらう」ことではなく、
「できるようになってもらう」ことです。

そのためには、実際にやりながら
学んでもらう必要があります。

だからこそ、
研修と会議(実際の業務など)を
セットで行うのです。

3つ目の理由は、
一人だけできても意味がないからです。

組織で成果を上げるには、
みんなができるようになる必要があります。

一人でもできていない人がいると、
組織全体の成果はその人のレベルに
なります。

また、一人一人は個別にできていても、
チーム全体で取り組むと
うまくいかなくなることがよくあります。

これを分かりやすく例えるなら、
縄跳びをイメージしてもらうと分かると思います。

一人で縄跳びをするのは、
それほど難しくありません。

しかし、
10人で大縄跳びをしようとすると
急に難しくなります。

この難しさは、実際にやってみないと
分からないものです。

そして、それを克服するのも、
みんなで同時に実践しながら
試行錯誤する必要があります。

これが
研修と会議(実際の業務など)を
セットで行う理由です。

研修だけでも、会議だけでも、
十分な成果は出ません。

学んだことをいかに実際の業務に活かすのか?

それができないと、研修の時間は無駄になります。

でも、学んだだけではできるようにならなくて、
学んだことを試行錯誤して、
「分かる」から「できる」にするための
時間と場が必要なのです。

そのための時間を確保しないと
学んだことを実践で活かすことは
できないのです。

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

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