馬車馬のように働ける時代ではなくなった

自民党の新しい総裁に
高市早苗さんが選ばれました。

新総裁として
壇上に上がった高市さんは
こう語りました。

人数少ないですし、
全員に働いていただきます。
馬車馬のように働いていただきます。
私自身もワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てます。
働いて働いて働いて働いて、働いてまいります。

これに対して、一部では、
批判の声が上がっているようです。

口から出た言葉というのは、
その人の思考の一部であって、
その全部ではありません。

だから、何を考えているのか?は
その人の言葉を聞くだけではなく、
対話をして、その背景を聴いてみないと
分かりません。

今回については、
新総裁になったばかりで、
自身の意気込みを語ったまでに過ぎません。

だから、言葉通りに取るのもどうか?
と思います。

その一方で、批判している人も
その人の背景があると思うので、
これまた、対話をしないと、
何を考えているのか?分かりません。

だから、批判をしていることを批判しても
これもまた意味がないと思います。

個人的に言うと、
私も仕事が好きなので、
働いて、働いて、働くというのは、
嫌いじゃありません。

ただ、「馬車馬のように働く」という言葉
には違和感を感じます。

今回のブログは、この違和感について
考えてみたいと思います。

そもそも、
「馬車馬のように働く」という言葉を
久しぶりに聞いたような気がします。

「馬車馬のように働く」の意味は、
馬車を引く馬が
目の部分に覆いをされて
わき目もふらずに走る姿から転じて、
休むことなく、ひたすら一生懸命に、
苦労しながら働くことです。

現状の自民党の状態を考えると、
そのくらいのことはしないと立て直せない
というのは分かる気がします。

ただ、どうして、最近、
「馬車馬のように働く」という言葉を
聞かなくなったのか?というと、
それでは、成果が出ないということが
分かってきたからだと思います。

答えが1つの時代なら、
わき目もふらず、ただ1つの答えに向けて、
進めばよかったのだと思います。

しかし、今の時代は、
答えが1つでない時代です。

いろいろな答えがあって、
その中から答えを選択しなければ
なりません。

答えを選択してから始めないと、
わき目もふらずに、
ゴールにたどり着いたはいいけど、
気が付いたら、
そこが目指したいゴールでなかった
ということもあり得ます。

また、やりながら、
ゴールが変わるということもあります。

これだけ世の中が変化してしまうと
目指した時のゴールが、
その時のままであることもありません。

だから、時には立ち止まって、
今、目指しているゴールが、
本当に望ましいゴールなのか?は
考える必要があります。

だから、
何も考えずに、ゴールに向けて、
ひたすら頑張ればいいという時代では
なくなってしまったのだと思います。

そういう意味で、
ゴールの先に目指すものを持っていないと
世の中の変化に振り回されることに
なるのだと思います。

今回の高市さんの言葉は、
自民党議員に向けた言葉で、
現状の自民党の状態からすると、
ゴールは明確で、
わき目もふらずにゴールに向かいましょう!
というのは、何の問題もないと思います。

ただ、それを一般論的に言うと、
馬車馬のように単純に働ける時代では
なくなってしまったということだと思います。

ゴールの先に目指すものを
明確に持っていることが大事なのだと思います。

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

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