面談で感情を扱うと迷子になる

先日、参加しているコーチングの勉強会で
講師の方が、こんな話をしてくれました。

感情を扱うと迷子になる

これは、コーチングをしている時に
コーチがクライアントの感情を扱うと
コーチングが迷走するという意味です。

クライアントというのは、
コーチングを受ける側の人のことです。

基本、コーチングは、
コーチが質問をするのですが、
クライアントが話したいことを話してもらいます。

クライアントのタイプによるのですが、
感情について話をされる方がいます。

悔しいとか悲しいとか
怒りとか憎しみとか

特にマイナスの感情は
前に進む原動力になることもあるので、
まずはしっかり聴くことが大事です。

しかし、感情は、
どこまで行っても感情です。

というのは、
感情は湧き上がってくるものなので
自分でコントロールすることができません。

コントロールできないものを
コーチングで話しても
改善することはないので、
成果につながりません。

つまり、話を聞いて終わってしまいます。
たしかに、話を聞いてもらうことで、
スッキリするかもしれませんが、
根本的な解決にはなりません。

では、マイナスの感情の話になったら、
どうしたらよいのか?というと・・・

行動の話をするということです。

感情は行動すると変わります。

よく知られている話は、
上を向くと落ち込めないという話です。

上を向く動作が
脳にポジティブな信号を送り、
気分を上向きにしたり、
自信を高めたりする効果があるそうです。

つまり、行動すれば、感情が変わります。

だから、コーチが考えることは、
クライアントにいかに行動してもらうか?です。

では、どうしたら、
クライアントは行動しよう!と思うでしょうか?

行動を促すには、
「できそうだ」という感覚が必要です。

そのために有効なのが
「強み」を活かすということです。

「強み」というのは、
自分では大したことでないと思っていても
周りからみたら、スゴイ!と思われることです。

「強み」は無意識なので、
自分では気づくことができません。

ヒントは過去にあります。

今までも、ピンチになった時に、
無意識のうちに「強み」で
乗り越えてきているはずです。

だから、ピンチになった時に、
どうやって乗り越えてきたのか?
そこから自分の「強み」が何だったのか?
を思い出してもらいます。

そして、もし今回やるとしたら、
その強みを活かして何ができそうなのか?
を考えてもらい、
行動につなげていくのです。

行動することでしか現状は変わりません。
だから、コーチングのゴールは、
クライアントに、自分で、
自分の行動を決めてもらうことです。

今回、コーチングの話をしていますが、
基本、1on1面談も同じです。

1on1面談で部下が感情の話をしてきたら、
いったん、しっかりと話を聞いた上で、
「では、この状況を変えるために、
あなたの強みを活かして何ができそうですか?」と、
最終的に行動の話に持って行くことが
ポイントです。

感情に寄り添いながらも、
行動を促す。

これが、部下の成長を支援する
1on1面談のコツだと思っています。

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

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