「社長の目標がコロコロ変わって困ります。」
ある会社の管理職の方と話していた時に
こんな話になりました。
社長の目標がコロコロ変わる
これは、よくある話です。
「目的」と「目標」のメカニズムを
理解していないことから生じる不満です。
説明をしたところ、ブログに書いて欲しい
と言われたので書くことにしました。
「目的」と「目標」の違いは何でしょうか?
これについては、
何度もお伝えしていますが、
超大事なので、何度でもお伝えします。
「目標」とは「目的」を達成する
ためのステップです。
「目的」を達成するために「目標」があります。
「目的」と「目標」はセットです。
社長(Aさん)は「目的①」を達成させるために
「目標①」を立てます。
その「目標①」を部下(Bさん)に下ろします。
部下(Bさん)は、
その「目標①」を「目的②」にして、
その「目的②」を達成させるために、
部下(Bさん)としての「目標②」を立てます。
その「目標②」を部下(Cさん)に下ろします。
部下(Cさん)は、
その「目標②」を「目的③」にして、
その「目的③」を達成させるために、
部下(Cさん)としての「目標③」を立てます。
このように「目的」と「目標」は連鎖します。
(社長(Aさん)の「目標①」が部下(Bさん)の「目的②」になる)
ここで大事なことは、
「目的」を達成するために
「目標」は変わりうるということです。
例えば、社長(Aさん)が
目的①「地域のお年寄りを、笑顔にしたい!」
という「目的①」を達成するために、
目標①「3年後に地域で施設数NO1になる」
を「目標①」にしたとします。
すると、部下(Bさん)は、
「目標①」を「目的②」として受け取り、
目的②「3年後に地域で施設数NO1になる」
を達成するために、
目標②「今年中に施設数を10拠点にする」
を「目標②」にします。
次に、部下(Cさん)は、
「目標②」を「目的③」として受け取り、
目的③「今年中に施設数を10拠点にする」
を達成するために、
目標③「今年中に市内の施設数を4拠点にする」
を「目標③」にします。
しかし、急速な施設拡大により、
介護スタッフの採用・育成が追いつかなくなり、
現場のサービスの質が低下してきました。
「目的①」である
「地域のお年寄りを、笑顔にしたい!」
を実現するために、
社長(Aさん)は「目標①」の「3年後」から
「5年後」に変更したとします。
「目標①」が変わると、
部下(Bさん)の「目的②」が変わります。
「目的②」が変われば、
部下(Bさん)の「目標②」が変わります。
「目標②」が変わると、
部下(Cさん)の「目的③」が変わります。
「目的③」が変われば、
部下(Cさん)の「目標③」が変わります。
このように、
「目的」と「目標」は連鎖しているので、
トップの「目標①」が変われば、
組織全体の「目標」が変わります。
しかし、大事なことは、
社長(Aさん)の「目的①」である
「地域のお年寄りを、笑顔にしたい!」
は変わっていないということです。
「目標」は計画にすぎないので、
外部の要因によって変わります。
そのため、「目標」が変わること自体、
社長が責められる話ではありません。
問題は、社長(Aさん)が「目標①」を変えた理由が
伝わっていないことです。
「目的①」は変わっていない。
しかし、
「目標①」を変えなければならない理由がある。
しかも、その理由は急な話ではないはずです。
社長(Aさん)は悩みに悩んで変えるはずです。
そのプロセスの説明がないから、
「社長の目標がコロコロ変わって困ります。」
という声が出てくるのです。
「目標」を変えるときは、
変えたプロセスもセットで伝える。
それによって
現場の混乱はぐっと減るはずです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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