お客様の会議に参加していて
よく目にするのが、
社員さんが
うまくいったことしか話さない
という場面です。
社員さんとしては、
報告する内容で評価されるので、
うまくいったことを話したい気持ちは
よくわかります。
もちろん、
うまくいったことを話すのは
悪いことではありません。
他人の成功事例は、
成果を出す上で参考になります。
しかし、うまくいっていることは、
放っておいても、たいていうまくいきます。
会議で本当に大事なのは、
うまくいっていない問題を
解決することです。
なぜなら、
うまくいっていないことは、
放っておくと
全体のボトルネックになるからです。
例えば、
仕入れがうまくいっていなければ、
計画通りに製造ができません。
製造ができなければ製品にならず、
売上にもつながりません。
仕入れの部署で起きた問題でも、
会社全体にかかわる問題なのです。
そして会議には、
問題を解決できるメンバーが
揃っています。
だから、私が会議で訊くのは、
困っていることや
うまくいっていないことです。
何も意地悪をしているのではありません。
会議の生産性を上げようとしたら、
そうする必要があるのです。
ここで問われるのが、
上司の一貫性です。
「うまくいっていないことを言ってほしい」
と言いながら、
いざ部下が話したら責めてしまう。
これでは、部下は言わなくなります。
上司の言葉と行動が食い違っていると、
部下は言葉ではなく
行動のほうを信じるからです。
ある会議で、
こんな場面がありました。
提出された資料の数字に、
誤りがあったのです。
それを指摘する声が、
だんだんと責めるような口調に
なっていきました。
そこで私は、
「ここは責める場ではありません」
とフィードバックしました。
たしかに、数字は正確ではありません。
しかし、
たたき台になる数字にはなっています。
では、この資料を元に
精度を上げるにはどうしたらよいのか?
そう問いを変えると、
議論が前に進み始めました。
そして、
次回までに何をするのかが
明確になったのです。
もし、あのまま責め続けていたら、
資料を作った人は、
完璧になるまで出さなくなったはずです。
不完全なものを出せるからこそ、
みんなで精度を上げることができます。
だから、
うまくいっていないことを
言ってほしいなら、
責めないで一緒に解決するスタンスを
崩してはダメなのです!
うまくいっていないことを、
ありのままに出し合う。
そして、
責めずに一緒に解決する。
そういう会議を続けることが、
組織を前に進めるのだと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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