舐められないようにするから舐められる

管理職の方と話をしていると
こんな相談を受けることがあります。

部下から舐められているように
思うのですが、
どうしたらよいですか?

私自身、
そんなふうに考えたことがないので、
こういう相談をされると戸惑います。

舐められるというのは、
どういうことなんでしょうか?

管理職の指示に従わない。

管理職の悪口を陰で言う。

管理職に反抗的な態度を取る。

そういうことをされると、
厳しくしないから舐められるんだ!
という話になるのだと思います。

しかし、厳しくしたら、
舐められなくなるのでしょうか?

私は、逆だと思います。

舐められないように厳しくするのは、
部下のためではありません。

上司が自分を守るためです。

そして、それは、
部下にしっかり伝わります。

自分のために厳しくする上司から、
部下の心は離れていきます。

心が離れると、
ますます指示に従わなくなります。

すると、上司は、
さらに厳しくします。

舐められないようにするから、
舐められるのです。

そもそも、舐められるという発想は、
上司が上で、部下が下だと
考えているから出てきます。

しかし、上司と部下は、
上下関係ではありません。

役割が違うだけで、
持ちつ持たれつの
フラットな関係のはずです。

それなのに、どうして、
部下は上司に協力するのでしょうか?

それは、上司が偉いからでも、
怖いからでもありません。

共通の目的があるからです。

組織の目的は、
上司のためにあるのではありません。

上司のためにも、
部下自身のためにもあるものです。

その目的に忠実であれば、
上司に協力することは、
自分のためにもなります。

ですから、厳しくしなくても、
部下は協力するのです。

それが、健全な
上司部下の関係だと思います。

ということは、
部下が協力してくれない時に
考えるべきなのは、
厳しさが足りないかどうか?
ではありません。

目的が共有されているかどうか?です。

目的が共有されていないか、
その目的が、上司のためのものに
見えているのかもしれません。

大切なのは、
上司か?部下か?ではなく、
同じ目的に向かっているかどうか?です。

同じ目的に向かっていれば、
お互いに建設的な態度で
関わるようになります。

そうなれば、
舐められる、舐められない
という話にはならないと思うのです。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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