昨日、東京都で
新型コロナウイルスの感染者が
58人新たに確認されたようです。
これで感染者数の1週間平均は
50人を上回りました。
事前に決めていた
休業の再要請の指標を超えました。
しかし、休業を再要請する
動きはありません。
それどころか、指標を見直し、
明日、新たな指標の方向性を
公開するそうです。
ルールを変えるつもりでしょうか?
緊急事態宣言を解除する時は
あんなに数字にこだわったのに
こんなにあっさり変えても良いのでしょうか?
実は、人によって、
ルールに対する考え方が違います。
私は、チームビルディングの研修の中で
ゲームをするのですが、
ルールを説明しているのに、
ルールを守ろうとしない人がいます。
誰だと思いますか?
経営者です(笑)
例えば、話してはいけないという
ルールだとすると、
真っ先に話し出すのは経営者です。
良いか悪いかを
言っているのではありません。
これが経営者と社員の違いです。
ルールに対する考え方が違います。
経営者はルールを作る側です。
社員はルールを守る側です。
作る側は簡単にルールを破ります。
なぜなら、
ルールは成果を生む手段であり、
ルールを守るのが目的ではないからです。
そもそも、ルールというのは、
「特定の状況のもとで
特定の目的を達成するための手段」
のことを言います。
ところ変われば、
ルールも変わります。
つまり、状況や目的が変われば、
ルールは変わるのです。
経営者は状況に応じて、
目的を変えます。
これは「トリプル―プ」の話です。
ものごとを考えるにあたって
3つのレベルがあります。
①シングルループ
物事に「適切に取り組んで」いるか?
「方法の適切さ」について考えます。
②ダブルループ
「適切な物事」に取り組んでいるか?
「目的・目標の適切さ」について考えます。
③トリプルループ
何が適切で、何が適切でないかについて、
「どのように判断している」のか?
「目的・目標設定の信念・価値観など」
について考えます。
ルールを守るというのは、
①シングルループです。
しかし、
実際にルールを作ろうと思ったら、
③トリプル―プから考えます。
背景や状況を考慮に入れて
どんな目的を達成できたらよいのか?
を考えます。
そして、その目的を達成するには、
どのようなルールにしたらよいのか?
を考えます。
できたルールだけを見ていると
見えないかもしれませんが、
ルールを作るには、
必ず、目的があり、背景や状況があります。
これが全部見えている人にとっては、
背景や状況が変われば、
目的やルールが変わるのは、
当たり前のことです。
そう考えると、
ルールが変わる時には、
必ず、その背景や状況を見ないと
ルールが変わることに抵抗しても
あまり意味がないのです。
逆に、ルールを変える方は
その背景や状況が変わったことを
伝えないと反発ばかりされて
結局、成果がでないということが
起こるのです。
とすれば、
小池さんがルールを変えるのは、
どんな背景や状況があるのでしょうか?
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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