言っても分からないことは言わない

ネットニュースによると、
岸田総理は、自民党幹部と会談し、
”相当、大胆な経済政策”
実施することで一致した
と報じられています。

 

萩生田政調会長も

大胆に、そして、来年の秋以降を
しっかり見渡せるような
しっかりとした規模の補正予算含めた
経済対策というのを考えていきたい

と会見で語りました。

 

これを見た時に、
こんなこと、言わなきゃよいのに
と思いました。

 

このあと、
”相当、大胆な経済政策”
を発表した際、
ちっとも大胆じゃないと
批判されることが
目に見えているからです。

 

これは、社長さんが
社員さんのために
相当、頑張って賞与を支払った
場合に似ています。

 

大胆か?大胆じゃないのか?
頑張ったのか?頑張っていないのか?

 

これは何で決まるのか?というと
「背景」です。

 

ものごとを判断する時に
私が大切にしている考え方が
あります。

 

それは・・・

 

「トリプルループ思考」です。

 

このブログで何度も書いているので
おなじみだと思います。

 

ものごとを考えるにあたって
3つのレベルがあります。

 

①シングルループ
「ちゃんとやっているか?」

 

②ダブルループ
「そのやり方でよいのか?」

 

③トリプルループ
「そもそも、それが必要なのか?」

 

大胆か?大胆じゃないのか?
頑張ったのか?頑張っていないのか?は
「シングルループ」です。

 

「シングルループ」は感想なので、
人それぞれです。

 

単に思ったことを言っているだけです。

 

そして、次に考えるのが、
「ダブルループ」です。

 

「そのやり方でよいのか?」

 

内容を聞いて、
良い悪いを判断します。

 

賞与の例でいうと
その金額が多いか?少ないか?
です。

 

これを判断するには、
過去の賞与水準や
世の中の賞与水準
を知る必要があります。

 

何を基準に多いのか?少ないのか?
を判断するのか?と言うことです。

 

そして、より適切に判断するには
「トリプルループ」が必要です。

 

「そもそも、それが必要なのか?」

 

会社の財務内容や
将来の展望を見た時に、
その賞与金額が適切だったのか?
と言うことです。

 

これを考えるには、
相当、視野を広く持つ必要があります。

 

たぶん、社員さんには無理です。

 

よっぽど、
会計をオープンにしていれば
判断できるかもしれませんが、
それでも、
借金を背負っている
社長さんの気持ちまでは分かりません。

 

つまり、
「トリルループ」で思ったことを
相手に理解してもらうことは、
ほぼ、不可能です。

 

だったら、
言わない方がよいと思うのです。

 

でも、人間だから、
言いたくなる気持ちも分かります。

 

だから、言ってもいいですが、
分かってもらおう!なんて、
思わないことです。

 

なんで、分からないんだ!
と言っても、
それは無理ですから・・・

 

分かってくれる人に言うしかないのです。

 

また元も子もない話をして
しまいました・・・・

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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