言葉にするってそういうこと

先日、経営者の方と
コーチングしている時に
メンタルモデルを言語化して欲しい
と言われました。

 

メンタルモデルは、
氷山モデルの底にあるものです。

 

ここで氷山モデルを
改めて説明すると・・・

 

【氷山モデル】

「できごと」
何が起こったのか?

=============

「パターン」
どんなパターンなのか?
繰り返し起こっていることが何か?

=============

「構造」
どのようなしくみになっているのか?
どんなメカニズムになっているのか?

=============

「メンタルモデル」
どんな思い込みがあるのか?
何がそうさせているのか?

 

目の前で起こっていることは
単なる「できごと」で、
それ自体に意味はなくて、

 

それを引き起こしている
「構造」が問題であって、
その構造を生み出している
「メンタルモデル」が
本当の問題です。

 

「メンタルモデル」を変えない限り
本当の問題は解決しないので、
同じ「できごと」が起こります。

 

ただ、「メンタルモデル」は
センシティブなものなので、
私は触れないようにしています。

 

ここら辺の話は分かりづらいので
別にブログを書いているので
参考にして下さい。

 

「さわるな!危険」

さわるな!危険!

 

ただ、今回は、
ご本人から依頼を受けたので、
「メンタルモデル」を言語化することに
しました。

 

経営者の方のお話を聞きながら、
だんだん、構造やメンタルモデルが
明らかになってきました。

 

だいたいこれかな?
と思ったので、
言葉にしてお伝えしました。

 

そうしたら、
こんな風に言われました。

 

言葉にしてもらったので、
すぐには変えられないけど、
自分がどうしてそうなるのか?
理解できるようになったので、
楽になりました。

 

なるほど、変えられないけれど、
言葉にできていれば、頭では理解ができる・・・

 

形のないものは、認識できないので、
自分ではどうしようもありません。

 

しかし、
言葉にすることで、
対処できるようになります。

 

いつもブログに書いていますが、
学習するというのは言語化することです。

 

言語化すると、
再現性が生まれます。

 

再現性が生まれると、
同じ事はできるようになります。

 

だから、言語化することが、
できるようになるには大事なのです。

 

ただ、注意しないといけないのは、
「メンタルモデル」を言語化してしまうと
思い込みが生まれるということです。

 

私の「メンタルモデル」はこうだ!
と言葉にすると、
それが自分を縛り付けることに
なります。

 

占いでも、診断でも、
あなたはこういう人です!と言われたら、
そういう人だという思い込みが
強くなります。

 

自分も他人もコントロールできて
しまいます。

 

だから、言語化には、
気をつけないといけますせん。

 

毎日、ブログを書いている
お前が言うな!と言う話ですが…

 

言葉にできたことによって
言葉にできなかったことは、
見えなくなります。

 

全てのことを
言葉にできるわけではないので、
言葉にすることで、
切り捨てていることがあるのです。

 

だから、言葉にできたからといって
それを信じ込まない方がよいのです。

 

言葉にしたことがそうかもしれないけど
そうでないかもしれないと思うぐらいで
よいと思うのです。

 

言葉にするって、
そういうことだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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