部下が言われた仕事しかしない・・・
上司の方からよく相談をいただく内容です。
でも、よく考えてみたら、
言われた仕事しかないのは
当たり前のような気がします。
逆に勝手なことをされると
困るのではないでしょうか?
上司の方が言っているのは、
自分が思った通りに
部下が考えて動いて欲しいという
ことなんだと思います。
以心伝心
これって、英語に訳すと、
”テレパシー”だそうです。
思った通りに動いてくれれば
素敵ですが、なかなかそうはいきません。
思った通りに動いてもらうには、
思ったことを伝える必要があります。
では、何を伝えたらよいのでしょうか?
それは、役割です。
あなたには、何を期待していて
こんな風になってもらいたいということを
伝える必要があります。
そう言われると、
自分がどうなっていたらよいのか?
が分かってきます。
人というのは不思議なもので、
細かく言えば言うほど、
その通り、やればよいと思うので、
考えなくなります。
上司からすると
考えていないということが分かるから
細かく指示をする。
すると、社員はますます考えなくて、
言われたことだけやろうとする・・・・
この悪循環にハマります。
この悪循環から抜け出す必要があります。
そのためには、繰り返しになりますが、
役割を伝えることです。
しかし、私の経験上、
今まで細かい指示を出している上司に
部下にどんな役割を果たしてもらいたいですか?
と聞いても、明確に答えられません。
つまり、上司自身が、
部下に求める役割が明確でないのです。
だからこそ、
細かい指示をせざるを得ないのです。
では、どうしたら、上司が
部下に求める役割を明確にできるのか?
というと・・・
2つあります。
1つは、その部門(チーム)のゴールを
明確にするということです。
部門(チーム)として、
何を目指しているのか?を明確にしないと、
メンバーの役割が決まりません。
でも、実は、
部門(チーム)より前に、
会社が目指しているものが
明確でなかったりします。
結局、上から決まるので、
会社の方針が明確でないと、
部門(チーム)の目指しているものが
決まりません。
そもそもの話なんですが、
意外と上からつながっていないことが
多いように思っています。
2つ目は、部下の強みです。
会社方針が決まって、
部門としてやることが決まったら、
今いるメンバーで役割分担をして、
目標達成を目指します。
そうなった時に、役割って
どのように決めたらいいでしょうか?
それが「強み」です。
どんな状況でも発揮できるのが
強みです。
だから、役割は強みにもとづいて
決めたほうがよいのです。
強みにもとづいて役割がふられたら
ふられた方は、強みが活かされるので、
張り切って頑張ります。
これを実現するには、
そもそも、上司は部下の強みを
把握しておく必要があります。
そう考えると、仕事だけ頼んでも、
上手くいかない理由は分かっていただける
のではないか?と思います。
こういった相談をいただくと
いったい、どこから話せばいいだろう?
なんて思ったりします。
なので、ブログに書いてみました。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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