サクラが悪い訳じゃない

リクルートとマイナビで
学生向けのオンラインセミナーで
“サクラ”行為があったことが
問題になっています。

 

オンラインセミナーの質疑応答コーナーで、
同社社員が参加学生を装って
質問を投げかけていたそうです。

 

“サクラ”という言い方をすると
なんだか印象が悪いですが、
参加した学生が質問しやすい雰囲気を
作りたかったそうです。

 

これすごくよく分かります。

 

私がコンサルティングに入っている
お客様の会社で会議をする時、
なかなか意見が出てきません。

 

質問って、ある意味、コワくて、
質問の内容によって、
その人のレベルが分かります。

 

そんな質問するの?なんて
思ったことありませんか?

 

自分で考えたらわかるじゃん!
みたいな・・・

 

質問によって、
自分のレベルをさらすことになります。

 

そうなると、
質問するって勇気がいります。

 

特に、今回のような
採用の場面では、
質問によっては
採用されなくなるかもしれません。

 

そうなったら、
質問できなくなるのが普通です。

 

“サクラ”でもやって、
質問しやすい雰囲気にしないと
場が活性化しません。

 

私も、先ほど書いた
お客様の会議の中で、
バカなフリをして
初歩的な質問をすることがあります。

 

私が初歩的な質問をしても
誰も答えられなかったり、
みんな分かったふりをしていることが
明らかになって、
そこから議論が活性化することがあります。

 

ただ、”サクラ”というのは、
偽装だったり、だますことなので、
そのこと自体は良くないことだと思います。

 

しかし、
質問しやすい雰囲気にすること自体、
悪いことではないと思います。

 

逆に、今後、
”サクラ”のようなことが行われなくなって、
参加者が聞きたいことを聞けなくなったら
参加者が一番困ります。

 

表面的な行為だけで
良い悪いを決めるのは短絡的だと思います。

 

ただ、コンプライアンスを持ち出されると、
ダメなものはダメですから、
活性化させるために別の方法を
考えるしかないのだと思います。

 

コンプライアンスが進むのは
良いことだと思いますが、
その結果、表面的な判断しか
できなくなって
ものごとを深く考えなくなるのは
問題だと思います。

 

本当は、バカな質問ができることが
評価される世の中になればよいのですが、
評価する側も表面的だったりするから
それはそれで、むずかしいなぁ~
と思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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