昨日、日本大学のアメフト部の
違法薬物事件に関して、
記者会見が行われました。
2時間45分に及ぶ会見も
アメフト部存廃については
審議を継続するということで
具体的な進展もありませんでした。
それにしても、相変わらず、
記者の質問の質の低さが目立ちました。
あるフリーランスの記者は
自論を述べて質問に達するのに
6分以上もかかっていました。
私は、相手の話を聞くには、
質問は短い方がいいと思っています。
それは、単純に相手が話す時間が
長くなるということもありますが、
相手が自由に話せるということもあります。
もちろん、効果的な質問をする
必要がありますが・・・
いずれにしても、
相手に話してもらわないと
相手が考えていることが分かりません。
それなのに、
どうして、質問が長くなるのでしょうか?
それは・・・
相手が話す内容をコントロールしたいのです。
聞き手がイメージした通りの答えに
誘導したいのです。
誘導するためには、
話の行く先をふさいでおく必要があります。
答えを限定しようとするから、
質問の前提が長くなるのです。
つまり、質問が長い人というのは、
自分で答えを持っていて、
それ以外の答えを受け入れようとしません。
これは職場でも同じです。
話が長い人は、
もちろん、自分の話をまとめて切れない
ということもありますが、
だいたいの場合、
話の流れをコントロールしようとしています。
話の流れをコントロールすることが
なぜ、問題があるのか?というと、
それは対話が生まれないからです。
対話というのは、
相手の背景をお互いに汲み取って、
どちらの意見でもない
新しい方向性を見出すことです。
それなのに、
話の流れをコントロールしてしまうと
対話が生まれません。
今は、答えが一つでない時代ですから、
それぞれに正義があります。
正義の反対語は、別の正義ですから、
相手を否定した時点で、
話はまとまりません。
Aか?Bか?ではなく、
Cという答えを共に生み出すことでしか
解決できないのです。
なので、私自身、
相手と話をしている時に
自分の話が長くなっている時は
相手の話を聞けているか?どうか?
気を付けるようにしています。
人は不安になると
話が長くなるというのも
現状をコントロールして安心したい
という心の現れだと思います。
分からなくはないですが、
話が長くなっている時点で、
不安になっていることが
相手に伝わってしまうので、
気を付けた方がよいと思います。
まぁ~あまり考えすぎると、
話したいことが話せなくなり
思ったことも伝わらないということが
あると思います。
結局は、
相手とのバランスの問題なんですが、
少なくても、自分が話している時間は、
相手の話を聞けていないということを
自覚することが大事なんだと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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