なぜ、変われないのか?

昨日のブログで
私達たちは変わろうとしているのか?
ということについて書きました。

 

『いつまで繰り返すんですかね?』

いつまで繰り返すんですかね?

 

私の周りを見る限り
変わらないといけないという人が
ほとんどだと思います。

 

しかし、
なぜ、変われないんでしょうか?

 

当たり前の話なんですが、
変わるためには、
変わった後のイメージが必要です。

 

AからBに変わるイメージができていれば、
AからBに変われますが
Bがイメージできていなければ
Aから変わりようがありません。

 

だから、変わるためには、
変わった後のイメージが必要です。

 

つまり、「ビジョン」です。

 

どんなに変わらなきゃ!と思っても
「ビジョン」がなければ変われないのです。

 

そう考えると
今の日本に「ビジョン」があるでしょうか?

 

岸田内閣主要政策
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/seisaku_kishida/index.html

 

新しい資本主義

こども・子育て政策

外交・安全保障

国民生活の安心・安全

 

立派な政策はあるのですが、
この政策が実現したら、どんな未来になるのか?

 

私には見えません。

 

だから、
変わろうにも変わりようがないんです。

 

「ビジョン」を示すのは、
リーダーの大事な仕事です。

 

会社でビジョンを掲げるのは経営者です。

 

自分では「ビジョン」を掲げているつもりでも
社員から「ビジョン」が見えないと言われて、
イラっとすることもあると思います。

 

でも、国民の立場になって、
岸田総理の「ビジョン」をイメージしてみて、
果たして、イメージできるでしょうか?

 

たぶん、会社でも同じことが起こっています。

 

岸田総理がどのように政策を作ったのか?
私には分かりませんが、
やるべきことを集めてきた印象です。

 

「ビジョン」というのは、映像です。

 

1時間後でも、2時間後でも、
映像がイメージできれば、「ビジョン」です。

 

政策は、やることです。

 

やることを並べても、
「ビジョン」にはなりません。

というか、しんどくなるだけです。

 

やることは、やるべきことだからです。

 

こんなことをやらないいけないのか・・・
ってなります。

 

できるか?どうか?を考えます。

 

だいたいは、デキない理由を並べて
やろうとしません。

 

それに対して、
こんな風になったらいいな!と思える
「ビジョン」があれば、
なんとかして、実現しようとします。

 

なんとしてでも、「ビジョン」を実現しよう!
と思えるようになれば、
やり方は無限大に出てきます。

 

そもそも、人は変化を嫌います。

 

行動することで、失うことを嫌います。

 

これは、
「行動経済学」の「損失回避性」
というものです。

 

例えば、
①何もしないで3万円もらえる
②ジャンケンで勝ったら6万円もらえる
のと、どちらを選びますか?

 

おそらく、①何もしないで3万円を
選ぶと思います。

 

ジャンケンで勝つ確率は50%

 

50%のリスクを負えば、
2倍になるかもしれないのに、失うことを恐れます。

 

つまり、
3万円もらった「喜び」と3万円失った「悲しみ」は
同じではないのです。

 

「行動経済学」の実験によると
失う「悲しみ」は、得る「喜び」の
1.5倍~2.5倍だそうです。

 

だから、
現状よりも1.5倍~2.5倍良い「ビジョン」を
示さないと、人は変えようと思いません。

 

やるべきことを考えている限り
マイナスの現状をゼロにするだけです。

 

できるかどうか別にして、
現状よりも1.5倍~2.5倍良い「ビジョン」を
示すことが、リーダーの仕事だと思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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