悪い子は置いて行くわよ！

昨日、出張先から飛行機で
戻ってきました。

日曜日ということもあり、
お子さんと一緒という方が
たくさん乗っていました。

子供ですから、
飛行機に乗ればテンションも
上がります。

大きな声も出します。

すると、すかさず、
親が注意をします。

「悪い子は置いて行くわよ！」

絶対、置いて行くはずがないので
脅しです。

脅された子供は大人しなく
なりますが、不安になります。

そうすると、また、
ちょっとしたことで、
騒ぎ出します。

子供が大きな声を出すのは
我慢ができるのですが、
それを怒る大人の大声のほうが
気になったりします。

実際のところ、
親も大変だと思います。

私も子供が小さい頃は
公共交通機関を利用する時は
気を遣いました・・・

カミさんからすると、
子育てなんてしてないじゃないの？
と言われそうですが・・・

実際、脅して相手をコントロール
しようとするのは、
大人と子供だけではありません。

会社でも行われています。

怒鳴る、怒る、黙る、無視をする、
話を聴かない、なんでも否定する、
情報を伝えない・・・

相手を不安にさせて
自分の思い通りにコントロール
しようとします。

手っ取り早い方法ですが、
これは、ある意味、危険です。

人は怒られたくありません。

怒られないようにするためには、
どうしたら良いでしょうか？

それは、
言われたことだけすればよい
のです。

言われたことだけすれば、
余計なことをするな！とも怒られないし、
上手くいかなくても、
自分の責任にはなりません。

言われたことだけすればいい・・・

ただし、問題があります。

人は言われるのが嫌いです。

そのため、
言われたことだけやっていると
だんだん「やらされ感」が出てきます。

やるにはやるのですが
ただやるだけで、
なんの工夫も想いもありません。

それでは、
よい仕事はできません。

そこで、
社長さんの一存で
「今までのやり方を変えて、
自分で考えて自分の決めて
動けるようにしよう！」
という話になって、
私のところに依頼が来ます。

でも、上手くはいきません。

なぜならば、
社長さんが考え方を変えても、
社員さんは変わっていないからです。

つまり、
社長さんが社員さんに
考えてやるように言ったところで、
社員さんは考えられないので、
何も変わらないのです。

では、
どうしたら良いでしょうか？

訓練しかありません。

社員さんの考えられるレベルに
合わせて、自分で考えて
自分で決めてやるということを
繰り返すことが必要です。

そして、自分が決めたことが
どれだけできていたのか？を
フィードバックすることが必要です。

つまり、ここでも、
できていたか？できていなかったか？
を自分で考えてもらうのです。

今まで、言ってきてしまった時間
と同じぐらい時間をかけて、
考えるぐらいの覚悟をしないと
変わらないのです。

このことに気付いて、
時間をかけて、
考えることをやり続けている会社は
徐々にも変わってきています。

習慣の問題ですから、
やり続けることだと思います。

今日も、最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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