社員面談をすると、
社長さんと社員さんの行き違いを
いつも、目の当たりにします。
社長さんにしてみると、
「意見があるなら言ってこい!」
と思っています。
しかし、社員さんにしてみると、
「意見を言っても、聞かないから無駄!」
と思っています。
これが見事に噛み合ってしまって、
誰も社長に意見が言わなくなります。
意見が出ないようにしているのは誰だ?
という話だし、
意見を言っていないのは誰だ?
という話なのです。
お互いに非があるのに、
お互いを非難しています。
これは何が起こっているのか?
というと、「U理論」です。
相手のことを観ていません。
相手を観ないとどうなるのか?
「観ない」
自分は大変!
↓
「感知しない」
相手がどれだけ辛い立場に
いるのか感じられなくなる。
↓
「不在化・傲慢」
私は精一杯やっている。
私は悪くない
↓
「自己欺瞞」
どう考えても、私は間違っていない!
悪いのはあいつだ!
↓
「棄てる」
もう話しても無駄!
↓
「破壊」
もう、知らない!
そもそも、社長に言うのは、
かなりの勇気が必要です。
なぜなら、
社長にも人事権がありますから、
辞めさすことだって、
役職を外すことだってできる・・・
つまり、
社長に意見にしようと思ったら、
辞める覚悟で意見することになります。
それを感知しないで、
自分と同等のレベルで議論が始まります。
そこは、
議論が正しいか間違っているか?ではなくて
そもそも、社長に意見するというのは、
どういうつもりなのか?を
考える必要があると思うのです。
それを感じないまま、
議論で打ち勝ってしまうと、
もう、このU理論の山を一気に
越えてしまいます。
越えた先にあるのは、「破壊」です。
これは、社員側も同じです。
なぜ、社長が意見を
聞かなくなってしまったのか?
何か出来事があったはずなんです。
そこを振り返ることなく、
社長の非難しても、
こちらの意見が受け入れられることは
ありません。
お互いが、U理論の山を越えると、
人間関係の破壊しかありません。
しかし、こういう時こそチャンスです。
お互いに覚悟が決まっているだけに
向き合うことができます。
そこで、話し合うことで、
お互いを理解し、YESか?NOか?以外の
答えを導出せるのだと思います。
こういう修羅場を乗り越えていくことが
組織を強くしていくのだと思います。
この修羅場が、組織を変えていくためには
どうしても必要なのです。
今日も最後まで読んでいただき
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