日産自動車の前会長
カルロス・ゴーン容疑者が
公開の法廷に姿を見せました。
そこで話したのは、
日産をV字回復させた
という功績でした。
果たして、ゴーン前会長は
日産で何をしたのでしょうか?
ここ先はゴーンさんと
呼びますね!
ゴーンさんが
最初にやってことは
日産リバイバル・プランの策定です。
ようは、日産をどうやって立て直すか?
という計画を立てました。
その計画を立てるのために集めたのが
クロス・ファンクショナル・チーム
です。
クロス・ファンクショナル・チーム
というのは、
部署や役職に関係なく、
横断的に優秀な人材を集めた
チームのことです。
日産は、
クロス・ファンクショナル・チーム
による課題解決で
330億円の利益を生みだしたと
言われています。
クロス・ファンクショナル・チーム
によって、何が起こったのでしょうか?
それは、早い話、
組織に横穴をあけたということです。
日産ほどの大きな組織になると
1つの部門だけでも、
何百人になるのだと思います。
そんな組織の中に、
どんなよいアイデアがあっても
そのアイデアが全社的に
取り上げられるには、
まず、その部門のトップに
認められる必要があります。
しかし、劇的なアイデアは
現状を否定することになるので、
その部門のトップは、
そのアイデアを快く思いません。
なぜなら、
今まで、自分がやっていることが、
否定されるからです。
そのため、現場に
どんなによいアイデアがあっても
それが活かされることは、
ほとんどありません。
そこで、
クロス・ファンクショナル・チーム
です。
現場で優秀な人材を
部門に関係なく集めて、
プロジェクトを組んで、
問題解決にあたらせます。
そうすると、
トップに握りつぶされることなく
アイデアがカタチになります。
また、各部門から人材が
集められているので、横の繋がりでき、
企業全体の流れを意識した
解決策が出来上がります。
さらに、
クロス・ファンクショナル・チーム
を社長直轄し、
実行の責任を社長が負うことにしたことで
思い切ったアイデアを提案させる
ことに集中させました。
その結果、
400を超える提案が生まれ、
その提案をもとに
日産リバイバル・プランが
策定されました。
ゴーンさんの功績は、
現場が正しいこと思うことを
実現できるようにしたことです。
現場の社員がやりたいと思ったことを
経営方針に取り入れたのです。
トップダウンによって
上から降りてきた計画ではなく、
自分たちが作った計画に取り組んだことが
V字回復につなかがったのだと思います。
こうやって書けば
現場の意見を吸い上げて経営に活かす!
というのは当たり前のことに
聞こえるかもしれません。
しかし、日本を代表する企業として
「しがらみ」を断ち切り、
改革を成し遂げたことは、
称賛されるべきことだと思います。
もちろん、そのプロセスの中で
リストラに遭った社員さんや
倒産した協力企業の社員さんなど
人生が変わってしまった人も
たくさんいたと思います。
そういった犠牲の上に
日産の復活というものがあったはずなのに
自分だけ、私腹を肥やしていた
ということが事実であれば、
非常に残念なことだと
言うしかありません。
ゴーンさんの名前は
地に落ちるかもしれませんが、
日産の復活劇というのは、
組織作りとしては
参考になることが多いと思います。
クロス・ファンクショナル・チーム
が機能するために必要なことは、
組織の風通しのよさです。
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