自己表現は誰のため?

昨日は、お客様の会社で
研修をしてきました。

 

テーマは「自己表現」です。

 

人間関係で悩んでいる人が
多いと思います。

 

人間関係の問題のほとんどは
自分が思っていることが
相手に伝わっていないからです。

 

つまり、
自分が何を考えているか?
が、相手に伝わっていないために
いらぬ誤解を受けてしまう・・・

 

そんなことが
起こっているのではないか?
と思うのです。

 

そう考えたときに
自分をきちんと表現していますか?
ということを考えてもらいました。

 

そもそも、
人と人は違うので、
自己表現の仕方も人それぞれでよい
と思います。

 

自己表現をたくさんする人と
控えめの人がいてよいと思います。

 

どちらが正しくて
どちらかが間違っている
という話ではないと思います。

 

ただ、自分というものを
表現しないと相手に伝わりません。

 

「以心伝心」
という言葉がありますが
これを英語に訳すと、
どんな言葉になるでしょうか?

 

「telepathy (テレパシー)」
だそうです。

 

「以心伝心で理解して!」
というのは
「テレパシーを使え!」
と言っているのと同じです。

 

それは無理な話です。

 

チームで仕事をするときに
メンバーが何を考えている?
分かったほうが仕事がしやすいと
思うのです。

 

「部下に仕事をお願いしたいのか?」

 

「ここは任せてほしいのか?」

 

「上司に相談したいのか?」

 

思っていることを
表現してもらわないと、
協力したくても協力できないのです。

 

だから、一個人として
自己表現が高かろうが低かろうが、
それは本人の自由なんですが、
仲間で仕事をするときは、
自己表現をしてもらわないと
周りが困るのです。

 

つまり、周りのために
自己表現をして欲しいのです。

 

では、
どうすれば自己表現できるのか?

 

そもそも、
自己表現は行動なので
変えることができます。

 

行動(表現)すればよいのです。

 

しかし、実際に
「自己表現して下さい!」
と言ってもできない人が多いです。

 

なぜか?というと、
表現したものが「ない」のです。

 

「ない」というのは
言い過ぎかもしれません。

 

表現したことが
明確になっていないのです。

 

つまり、
自分がどう思っているのか?
を明確にする必要があります。

 

「部下に仕事をお願いしたいのか?」

 

「ここは任せてほしいのか?」

 

「上司に相談したいのか?」

 

その時に大事なことは
相手がどう考えるか?ではなく
自分がどうしたいのか?

 

相手がどう思うのか?は
相手しか分かりません。

 

相手しか分からないことを
考えて仕方がありません。

 

だから、まず、
自分がどうしたいのか?
を決めることです。

 

自分がどうしたいか?
が明確になったら、
それを伝えたいと思っているか?
を自分に問うことです。

 

その時に、伝えることが
相手にとっても自分にとっても必要か?
を考えることが大切です。

 

これは
「アサーション」という考え方です。

 

「アサーション」とは

人は誰でも自分の意見や要求を
表明する権利がある!

という考え方に基づくものです。

 

権利というと、
一方的というイメージがあるかも
しれません。

 

しかし、
権利は誰にでもあるものだから、
自分だけでなく、
相手にも配慮しながら
自分の意見や要求を伝えるということです。

 

そもそも、
「人と人は違う」のだから、
表現しないと伝わらないのは、
当たり前です。

 

だから、
お互いを理解するには、
自己表現から始める必要があります。

 

つまり、自己表現は、
自分ためもであるし相手のためにもなる
という前提に立つことが大事だと
思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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