言いたいことが言えない理由

先日、お客様の会議に
出席した時にあることが
気になりました。

 

出席者が言いたいことが
言えていないように感じたのです。

 

もちろん、
何でもかんでも
言って良いわけではありません。

 

会社が今よりも良くなるための
提案であれば、言ってもらった方
がよいと思うのです。

 

なぜなら、
会議で言わないことは
会議以外で言うからです。

 

それは愚痴になります。

 

人間ですから、
愚痴を言ってもよい
と思います。

 

ただ、愚痴を言っていても
問題は解決しません。

 

だから、
問題が解決しなくても
不満はなしです。

 

しかし、そうは言っても
不満は出てきます。

 

先日もお客様の会社で
社員さんにそんな話をしていると、
会議で思ったことを
言わない理由を教えてくれました。

 

それは・・・

 

会議で発言しても、
結局、ダメだと言われる・・・

 

いろいろ会社のことを思って
提案してきたけど、
何一つ取り入れてもらったことがない!

 

何を言っても無駄なんです。

 

だから、言わないんです。

 

とのことでした。

 

なるほど・・・

 

興味があったので、
どんなことを提案したのか?
聞いてみました。

 

すると・・・

 

「Aという業務をなくしたい!」
という提案をしたそうです。

 

私は分からないので、
Aという業務がなくなって
困らないか?
社員さんに聞いたら
困らないという回答でした。

 

そこで、
社長さんに確認してみました。

 

そうしたら・・・

 

予算管理に必要な業務なので、
なくすわけにはいかない
ということでした。

 

社員さんからは
無駄のように思える業務も
会社全体でみると大事!
ということはあるのだと思います。

 

結局、
その業務の目的が伝わって
いないのです。

 

社長さんは
自分では分かっているので、
いちいち説明はしません。

 

しかし、
社員さんにしてみると
何のための業務だかわからない。

 

そこで、
社員さんは悪気なく
「その業務は必要なんですか?」
と聞いてしまう・・・

 

ところが、
社長さんにしてみると
大事だと思っている業務を必要ない!
なんて言われると、
批判をされているようで、
嫌な感じになります。

 

社員さんには
それが伝わります。

 

すると、お互い、
それ以上触れてはいけない
雰囲気になって、
関係性が壊れていきます。

 

いつもブログでお話する
タックマンモデルです。

 

新しい関係を作るには
谷をくぐらないといけません。

 

しかし、
谷をくぐるのが怖いので
その手前で引き返してしまいます。

 

もう1歩、踏み込みんで
お互いの考えていることを
伝え合えば、谷をくぐれるのに・・・

 

その谷の底を支えるのが、
私の役目だと思っています。

 

この会社さんでも
そんなことをやりながら、
小さな谷をくぐってきました。

 

なので、今回も
「思ったことを話しましょうよ!」
と投げかけてみました。

 

しかし、
前向きな答えが
得られませんでした。

 

そこで、どうして話さないか?
を聞いてみました。

 

すると・・・

「だって、ボーナス前ですから・・・」

 

そうきたか・・・(笑)

 

思ったことを言ったくらいで
査定に響かないと思うんですけど・・・

 

でも、社員さんが
そう思っている限りそうなんです・・・

 

谷をくぐるには
もう少し時間がかかりそうです。

 

それでも支え続けるのが
私の仕事です。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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