先日、お客様の会社の
ソコアゲ診断をしました。
ソコアゲ診断とは・・・
チームビルディングの師匠である
石見さんのもとで学んでいる
メンバーで開発した診断ソフトです。
オリジナルの55問の質問に
答えていただくことで、
その組織の
「人材力」と「組織力」と「関係力」
のレベルを数値化できます。
いつもブログで書いているように
組織の成果は
「人材力」×「組織力」×「関係力」です。
(私は「人」と「しくみ」と「関係性」と言ってます)
「人材力」と「組織力」と「関係力」を
診断ソフトで数値化できれば、
成果を上げるための打ち手が見えてきます。
今回、お客様の会社を診断したところ、
「人材力」も「組織力」も高いのに
「関係力」が低い結果になりました。
「人材力」も「組織力」も高いというのは、
自律した多様な人材がいて、
組織の目的や目標も共有できている
ことを意味しています。
「人材力」も「組織力」も高ければ、
「関係力」も高くてよいと思うのですが、
どういうわけだか、
「関係力」が相対的に低いのです。
実は、この会社さんでは、
コロナの影響で
半年間、テレワークを続けています。
だから、
「関係性」が低かったのです。
しかし、
一般的にテレワークをしていたら、
個々で仕事することになるので、
「組織力」も低くなります。
でも、
この会社は「組織力」は高いのです。
どうしてだろう?と
お話を聴いていて分かってきました。
社長さんは
テレワークが機能するように
目的と目標を徹底して伝えるように
心がけてきたそうです。
つまり、
しっかりマネジメントをされていました。
指示を受ける側としては、
目的と目標をちゃんと伝えてもらえれば
組織として機能していると感じます。
だから、
「組織力」が高かったのです。
しかし、その一方で、
目的と目標を伝えられば伝えられるほど
やることが明確になるので、
信頼されている感じが薄れます。
なぜなら、
こと細かく伝えられれば伝えられるほど
任されている感じが少なくなるからです。
つまり、テレワークの下では、
「組織力」と「関係力」が
トレードオフの関係になるのです。
考えてみれば当たり前の話ですが、
これは新鮮な発見でした。
テレワークを運用しようとすると、
やり方(「組織力」)に意識が向かいます。
しかし、その分、
「関係性」にも意識を向けなければ
テレワークで成果を出し続けていくことは
難しいと思います。
では、テレワークを
より有効活用していくためには、
どうしたらよいか?というと・・・
目的や目標の共有は
背景まで十分に伝わるように
なるべくリアルな場で行って、
テレワーク下では指示は最小限にして
任せるようにすることだと思います。
結局のところ、
「組織力」と「関係力」のバランスを
取ることが大事だと思います。
もし、興味のある方は、
メールでお問い合わせください。
https://robotjinji.com/access/
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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