思考停止から逃れる方法

昨日、テレビを見ていたら、
加藤官房長官が

オリンピック・パラリンピック中に
感染が広がった場合に
大会を中止する基準は示しがたい

というコメントをしていました。

 

今の感染状況からいくと
開催時にはそれほど悪化している
とは思えません。

 

しかし、
オリンピック・パラリンピックは
長丁場です。

 

オリンピックは、
2021年7月19日~8月8日

 

パラリンピックは、
2021年8月24日~9月5日

 

オリンピックとパラリンピックの間には
2週間のお休みがありますが、
通しで考えると2ヶ月間弱あります。

 

この期間、人の動きが活発になるので、
感染拡大が予想されます。

 

地域外からの人流が増えると
感染が拡大するデータがあります。

 

沖縄や札幌の感染拡大は、
GWなどの連休と連動しています。

 

専門家によると
7月下旬から8月にかけて
「第5波」が来る恐れがあるようです。

 

感染者が増えれば、
当然、緊急事態宣言が出される
と思うのですが、
その中で大会を継続するのか?
という問題があります。

 

これは、結構、難しい判断です。

 

普通に考えたら、
中止はできません。

 

中止にしたら、
東京大会に次はありません。

 

オリンピックはできても、
パラリンピックはどうなるのか?

 

相当の判断になると思います。

 

平時でも決められないのに
感染拡大した状況の中で
判断することはさらに難しくなります。

 

判断が遅くなればなるほど、
事態は悪化します。

 

最悪、判断できずに
突き進むなんてことが起こります。

 

それだけは避けなければなりません。

 

そのためにも、あらかじめ、
判断基準を持っておく必要があります。

 

加藤官房長官の話だと
中止の基準は示しがたいと
言っているだけなので、
中止の基準はあるのかもしれません。

 

しかし、もし、
あらかじめ、基準がなくて、
その時がきたら決めるというのであれば
あまりにも無責任です。

 

それは、想定外ではありません。

 

十分に想定できることです。

 

それでも、想定しないとすると、
それは思考停止です。

 

リーダーが思考停止されては
困ります。

 

では、どうしたら、
思考停止から逃れられるのでしょうか?

 

それは・・・

 

思考のレベルを上げることです。

 

以前もブログで紹介している
「トリプルループ」思考です。

 

ものごとを考えるにあたって
3つのレベルがあります。

 

①シングルループ
物事に「適切に取り組んで」いるか?
「方法の適切さ」について考えます。

 

②ダブルループ
「適切な物事」に取り組んでいるか?
「目的・目標の適切さ」について考えます。

 

③トリプルループ
何が適切で、何が適切でないかについて、
「どのように判断している」のか?
「目的・目標設定の信念・価値観など」
について考えます。

 

思考停止になっているというのは、
シングルループから脱し切れていないのです。

 

中止することが良いことなのか?
悪いことなのか?
のレベルでしか考えていないのです。

 

それは、中止しない前提ですから
シングルループで考えているうちは
決断ができません。

 

では、ダブルループでは、
大会を中止にするこということが
どんな意味や影響を及ぼすのか?を
考えるということです。

 

中止にできないという前提を
疑い始めています。

 

そして、トリプルループでは、
この大会は何のために開催しているのか?
ここまでしてやる必要があるのか?
前提そのものを考えるということです。

 

つまり、
開催前提で考えているから、
大会を中止にする基準を考えられない
のです。

 

なので、
基準を考えたいのであれば、
一旦、開催を前提とする考え方を
手放さないと
トリプルループ思考にはならないのです。

 

とはいえ、
一人でトリプルループ思考に
なるのは難しいので、
コーチングが必要になってくるのです。

 

そういう意味で
思考停止になったら、
人と話すことが大事だと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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