オジサンは金メダルを噛んでみたい

名古屋市の河村市長が
東京五輪・ソフトボール女子
後藤選手の金メダルを嚙んだことが
問題になっています。

 

メダリストが
メダルを噛むシーンは
よく見かけます。

 

たしかに
一度はやってみたいシーンだと
思います。

 

しかし、それを
人のメダルでやるか?と言われれば、
私はやりません。

 

しかも、噛んだ後、
拭かずに返すというのも
ちょっと信じがたいです。

 

これに関しては、
本人も謝罪をされていますし、
批判的なコメントも
たくさんあがっているので、
私は違う視点で書きたいと思います。

 

私が一番印象的だったのは、
河村市長の最初の謝罪コメントです。

 

最大の愛情表現だった。
金メダル獲得は、あこがれだった。
迷惑を掛けているのであれば、ごめんなさい

 

素直に謝っているのは、
素晴らしいと思います。

 

ただ、メダルを噛むことが、
最大の愛情表現だったとは、
思いもよりよりませんでした。

 

そもそも、誰に対する愛情なのか?

 

ちょっと、よくわかりません。

 

私は単に調子にのっての
ウケ狙いだと思ったのですが・・・

 

もっとも、メダルを噛まれた
後藤選手がどう思っているか?が
大事だと思うのですが・・・

 

いずれにしても、
その後の世間の反応をみると、
本人の認識と世間の認識の間には
もう絶望的なズレがあります。

 

本人は、愛情表現

 

世間では、パワハラだ!辞任しろ!

 

今回のオリンピックほど、
オジサン達にとって
時代とのギャップを感じたことは
なかったのではないでしょうか?

 

電通の佐々木氏の辞任

 

森会長の辞任

 

音楽担当の小山田氏

 

演出担当の小林氏

 

棟梁役で出演するはずだった竹中氏

 

いままでなら、
ま~いいんじゃない!で済んでいたことが
まったく許されなくなりました。

 

オリンピックの前から
若者とのズレは問題になっていました。

 

それでもオジサン達には
成功体験がありました。

 

周りから何といわれようと
「私はこれでやってきた!」
という自負がありました。

 

それが見事に打ち砕かれたのが
今回のオリンピックだと思うのです。

 

10代の人たちの
スケートボードの競技では、
たとえ相手選手であっても
技を決めれば、一緒に喜び、
失敗すれば、駆け寄って励ます・・・

 

敵を完膚なきまでに叩きのめす!
なんて価値観は、そこにはありません。

 

緩さと真剣さが両立しています。

 

政治の世界に目を向けると、
オジサン達が施策を講じていますが、
やることなすこと、世間の感覚とは
遠く離れています。

 

世の中はオジサン中心で
回っていないのです。

 

たしかに、
高度成長を支えてきたのは、
24時間戦えるビジネスマンだった
のかもしれません。

 

しかし、
もうそれも通用しなくなってきました。

 

オジサン達にとって悲劇は、
それだけではありません。

 

昔なら、60歳定年で、
現役を引退して老後を悠々自適に
過ごせばよかった・・・

 

しかし、今や、寿命も延びて、
60歳から30年も生きなければなりません。

 

さらに、年金は70歳からしか、
もらえないかもしれない・・・

 

それも、それだけでは、
生活できないようなお金しか
もらえないかもしれない・・・

 

何が言いたいのか?というと・・・

 

価値観を変える時期に
来ているのです。

 

10年後、20年後、振り返った時に
このオリンピックが、
オジサン達の価値観を変える
キッカケになっているように思います。

 

そういう意味で、
パラリンピックによって、
その価値観の転換が起こるように
思います。

 

いろいろ大変だと思いますが、
ここまで来たら、
パラリンピックも開催して
日本の価値観を変えるキッカケにして
欲しいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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