一喜一憂しないで何をするのか?

松野博一官房長官は
先日の記者会見で

世論調査で岸田文雄内閣の支持率が
毎日新聞の調査で
52%から36%に急落したことを受け
「世論調査の数字に一喜一憂はしない」
と答えたそうです。

 

もっとも、調査に影響を及ぼした
旧統一教会との関係に問題があった
とされることについては
真摯に受け止めて対応していくことが
大切だとも答えました。

 

52%から36%ですから
16%のかなりの下落です。

 

かなり真摯に受け止める必要は
あると思います。

 

しかし、だからといって
一喜一憂すべきではないのは
たしかです。

 

なぜなら、世論調査なんて
印象で左右されるからです。

 

今の内閣の全ての働きを見て
調査に答えていないからです。

 

それは、実は、社員さんの声も同じです。

 

私が、社員面談をすると
社長さんや管理職の方の話が
でてきます。

 

中には、辛辣なコメントもあって、
これ、大丈夫なのかな?
と思うことがあります。

 

しかし、話を聞いていると
自分が体験した話ではなく
見聞きした話だったりします。

 

見聞きした話は
尾ひれ背びれがついているので
そのまま、受け取る必要はない
と思っています。

 

ただ、問題は、
そういう話が出てくる背景です。

 

火のないところに煙は立たないので
何かきっかけになることがある
はずなんです。

 

問題が一つだけなら
そんなに言われないはずなんです。

 

同じようなことが重なるから
ここまでのことを言われるのです。

 

それが何なのか?は
真摯に受け止めて考える必要が
あります。

 

では、どうやって考えれば
良いのでしょうか?

 

それは・・・

 

「トリプルループ思考」です。

 

ものごとを考えるにあたって
3つのレベルがあります。

 

①シングルループ
物事に「適切に取り組んで」いるか?

 

「方法の適切さ」について考えます。

 

今回の事例で言うと、
辛辣なコメントの内容を考える
ということです。

 

目の前にある問題について
ありのままに考えている思考です。

 

②ダブルループ
「適切な物事」に取り組んでいるか?

 

「目的・目標の適切さ」について考えます。

 

今回の事例で言うと、
その辛辣なコメントを
どうして言うのだろうか?

 

その理由について踏み込んで考える
ということです。

 

目の前の問題が本当の問題なのか?
を考える思考です。

 

③トリプルループ
何が適切で、何が適切でないかについて、
「どのように判断している」のか?

 

「目的・目標設定の信念・価値観など」
について考えます。

 

今回の事例で言うと、
これだけ辛辣なことを言うからには
何があったのだろうか?

 

そもそもの背景をさぐる
ということです。

 

問題の前提となっている部分から
考える思考です。

 

社員さんから言われたことに
一喜一憂しなくても良いのですが。
それが続いたり、いくつもあるのであれば、
「トリプルループ思考」で
考える必要があります。

 

そもそも、自分の何が、
これだけ辛辣なことを言われる
状況を生み出してのだろうか?

 

つまり、自分に矢印を向けてみる
ということです。

 

それは・・・

 

ルービックキューブの裏側を
覗き込むということでもあります。

 

自分が見えていないことが
あるかもしれない・・・

 

いったん止まって考えることが
必要です。

 

ということは、
忙しかったり、余裕のない時は、
シングルループに陥りがちになります。

 

もっというと、
自分は悪くないと思えば思うほど
トリプルループで見れなくなります。

 

だから、良い悪いの評価を手放して、
いったい、何が起こっているのか?
冷静になって考えてみることが
トリプルループの入り口だと思っています。

 

なんだか、周りとうまく行っていないな!
と感じたら、
トリプルループで考えてみて下さい。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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