昨日のブログで、
共通の敵がいるとチームがまとまる
という話を書きました。
今日は、その話を
もうちょっとしたいと思います。
共通の敵がいるとチームがまとまる
組織には、
そういう状況になったら、
必ず、そうなる
という『原理原則』があります。
これを「メカニズム(構造)」と言います。
1+1=2みたいな話です。
これを知っておくと
問題が起こった時に、
それほど問題ではないと思える
ようになります。
だって、
1+1=2なんだから
仕方がないじゃないですか!
みたいに・・・
別の言い方をすると、
「2」が問題ではなくて
「1+1」が問題なんです・・・
ちょっと何言っているのか?
わかりません!
と言われそうなので、
具体的にお話したいと思います。
組織の中に
その場にいない人の悪口を
言う人がいます。
いないところで
悪口を言うのはよくありません。
では、どうしたら、
悪口を言わなくなるでしょうか?
残念ながら、
それを解決することはできません。
なぜなら、人と人が集まれば、
悪口が生まれるからです。
これは、メカニズム(構造)です。
どういうことか?というと・・・
人と人が集まった時に
相手と仲良くしたいと思います。
人と仲良くなろうと思ったら、
共通の話題を話すことが有効です。
同じ話題を話して、
共通なところを見つかると、
お互いに距離が近づいた気がします。
だから、
人と仲良くしたいのであれば、
共通の話題を話せばよいのです。
で、例えば、
その共通の話題が
共通の知人の話だとします。
共通の知人のことを
面白おかしく話しているうちに
ちょっと批判的になったり、
ダメ出しになることもあります。
それが「悪口」になります。
つまり、
悪口を言いたいのではなく
相手と仲良くしたかっただけなのです。
仲良くしようとした結果、
悪口を言ってしまう・・・
悪気はないのです。
だから、
自分のいないところで、
誰かが悪口を言っていたとしても
気にすることはないのです。
本気で悪いとは思ってませんから・・・
しかし、だからと言って、
悪口を言って良いことにはなりませんし、
悪口を言われていることが
本人に知れたら、
それこそ、人間関係が壊れます。
やはり、
悪口を言うのは
良いことはありません。
では、どうしたら、
悪口をやめられるのか?
それは・・・
人と人が集まって話をする時に
悪口が生まれるという
メカニズム(構造)を意識することです。
悪口を言う(「2」)のが
問題ではなくて、
人と人が集まると悪口が生まれる
(「1+1」)
が問題だということです。
悪口を言うという「結果」を
コントロールするのではなく、
悪口が生まれる「プロセス」を
コントロールするということです。
人と話をしている時に、
悪い流れになってきたな!と思うこと
ありませんか?
その時に、すかさず、
軌道修正をするということです。
いつもできるわけではありませんが、
意識していると
だんだんできるようになってきます。
メカニズム(構造)が分かっていると、
出来事レベルに左右されず、
問題に有効な打ち手を打つことが
できるようになります。
経営者の方には、
是非、メカニズム(構造)で見る力を
身に付けていただきたいと思っています。
そのために、ブログを書いたり、
経営塾をやっている感じなんです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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