前回のブログで、
渋谷駅の大工事には
「ビジョン」が必要だ!
ということを書きました。
最終的な完成形というか、
2027年に渋谷がどうなっているか?
という(ビジョン)があるから
その姿(ビジョン)に近づけるように、
計画的に工事を進めることができます。
当たり前の話ですが、
やみくもに工事をしても
ビジョンには近づきません。
大きな工事は、
それぞれの工事が計画的に行われる
ことで完成します。
そして、
それぞれの工事一つ一つにも
「ビジョン」があります。
その「ビジョン」があるから、
一つの工事を終わらせることができるのです。
先日、1月6日から9日に行われた
渋谷駅のホームを一体化する工事も
限られた時間内で終わらせるために
入念な準備がおこなわれていたそうです。
工事に従事した人数は、
4000人と言われています。
その4000人がスムーズに
移動できるように
事前にリハーサルを行ったり、
ホームの撤去、拡幅工事なども
作業効率を上げるために
試験施工を行っていたそうです。
これも「ビジョン」です。
工事に従事する人が
イメージできるできように
あらかじめ「ビジョン」を描いて、
共有することで、
予定通りに工事を終えることが
できたのです。
何が言いたいのか?というと、
「ビジョン」といっても
いろいろあるということです。
2027年の渋谷という
大きな「ビジョン」もあれば、
ホームを一体化する工事の
小さな「ビジョン」もあります。
企業で「ビジョン」の浸透という時に
大きな「ビジョン」を浸透させようと
しているのではないか?
と思うのです。
確かに、今回の渋谷の工事で、
ホームの一体化の仕事をしている人が
2027年の渋谷の「ビジョン」を
描けることは大事です。
自分の仕事が何のためにしているのか?
を理解して仕事をするのは、
やる気ややり甲斐につながります。
しかし、目の前の工事をするのに、
2027年の渋谷の「ビジョン」だけ
あっても、仕事はできません。
工事をするのに必要な「ビジョン」は、
目の前の工事をどうやって終わらせるのか?
という「ビジョン」です。
いや、むしろ、
2027年の渋谷の「ビジョン」がなくても
目の前の工事の「ビジョン」があったほうが
仕事はできます。
で、もう一度、
企業の「ビジョン」の話に戻ります。
企業全体の「ビジョン」を
理解することは大事ですが、
そもそも、
自分の「ビジョン」や
自分のチームの「ビジョン」や
自分自分の「ビジョン」が描ていないのに
企業の「ビジョン」だけ浸透させて
果たして意味があるのでしょうか?
企業全体の「ビジョン」が必要ではない
と言うつもりはありませんが、
大事なことは、
自分の「ビジョン」や
自分のチームの「ビジョン」や
自分の部署の「ビジョン」があって、
それらがつながってイメージできることです。
朝礼とかで経営理念を唱和するって
ホームの一体化の工事をする人たちが
2027年の渋谷の「ビジョン」を語って
いるようなものだと思うのです。
確かにそれも大事ですが、
目の前の仕事の
「ビジョン」が共有できていて、
それが、チームとしての
「ビジョン」として共有され、
部署の「ビジョン」につながっている方が
はるかに成果につながります。
それができていて、初めて、
企業全体のビジョンである「経営理念」を
唱和する意味があるのだと思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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