話さないから敵になる・・・

昨日のブログで、
オリンピックが上手くいかない理由
について書きました。

 

「何のためにやるのか?」という
ミッションの部分が明確でないからだ!
という結論に至りました。

 

昨日、ブログを書いていて
もう1つ気が付いたがあるので、
今日はそのことを書こうと思います。

 

オリンピックが上手くいかない理由

 

それは「世代間の価値観の違い」です。

 

今さら何を?と言われそうですが、
あらためて思うのは、
国家の一大プロジェクトを行うと、
世代間の価値観の違いが明確に現れる
ということです。

 

1964年に初めて東京で
オリンピックが開催された時、
国民は一丸となったと思うのです。

 

1956年の経済白書に
「もはや戦後ではない」と書かれたように
戦後の復興の高揚感をもって
オリンピックを迎えたのだと思います。

 

日本が国際社会に復帰したと
認められた実感があったと思います。

 

日本でオリンピックを開催することは
戦後日本の悲願とも言ってよかった
のだと思います。

 

だから、
1964年の東京オリンピックを
経験した世代の皆さんにとっては、
オリンピックに対して
絶対的な価値を感じていると思います。

 

しかし、
それ以後の世代にしてみると、
誘致を巡って不正があったり、
商業主義であることを批判されたり、
オリンピックに対しては、
それほど絶対的な価値を感じていない
と思います。

 

今、2020東京
オリンピック・パラリンピックを
推し進めようとしようしている人達は、
1964年の東京オリンピックを
引きずっている人達だと思うのです。

 

だから、
私を含め自国のオリンピックが
初めての世代とは、
オリンピックに対する考え方が
違うのだと思います。

 

つまり、何が言いたいのか?
というと・・・

 

1964年東京オリンピックの感覚で、
2020東京オリンピック・
パラリンピックを開催しようとしても
無理があるということです。

 

何の説明もなく、
オリンピック・パラリンピック開催に
突き進んでいる現況をみると、
そう考えないと辻褄が合わないんです。

 

つまり、
ルービックキューブの裏側が
見えていないのではないか?
と思うのです。

 

そういう意味では逆も同じで、
オリンピックに反対している人は、
1964年の感覚に想いを馳せる
必要があると思うのです。

 

お互いに
ルービックキューブの裏側を
覗きに行く必要があると思うのです。

 

つまり、対話が必要だということです。

 

オリンピック開催について
反対の意見が出るたびに
対話が足りないことが
ずっと気になっていました。

 

もっと、世代間で話すべきなんです。

 

森さんは対話もなく、
森さんの逆キレもありましたが、
一方的に辞任に追い込まれました。

 

容姿問題で辞任した
佐々木さんも背景も伝えることなく
謝罪して辞任しました。

 

世代間の価値観の違いを
「時代遅れだ!」と批判するのは
構わないんですけど、
相手を追い込んで倒して終わりでは、
その後には何も残りません。

 

日本だけの問題であれば
それはそれで構いません。

 

中止なら中止でよいと思います。

 

しかし、世界から日本を見たら、
どうでしょうか?

 

オリンピック招致に手を上げておいて
コロナを理由に開催しないなんて、
それで済むのでしょうか?

 

これは、
日本人である我々の問題なんです。

 

そういう議論もあれば、
また違ってくると思うのですが、
人って背景を話さないのです。

 

これは、会社も同じで、
会社全体を考えて判断している
社長の考えが理解されないのは、
その背景を話していないからです。

 

そう考えるには、
そう考えるだけの背景があるのです。

 

その背景を共有しない限り、
相手のことは理解できません。

 

つまりは・・・

 

話さないから敵になる

 

そういうことなんだと思います。

 

私がコンサルティングに入って
まずやることは、
このお互いの背景を知ることです。

 

つまり、対話の糸口を探す

 

それは、
共通のビジョンを探すことでも
あります。

 

共通のビジョンが見つかれば、
対話することができます。

 

対話ができれば、未来ができます。

 

いつもそんなことを考えています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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